「以前付き合っていた女性の話です。彼女はいわゆるお嬢様で、お家がとても厳しい家でした。
俺は彼女とは7歳年齢が離れていたんですが、最初から結婚を意識していたので、付き合って少し経ってから、彼女のご両親に挨拶に行きたい、とお願いしました。
しかし、実際彼女の家の前に立ってみると、家があまりにも立派ですごい緊張してしまって……ちょっと足がすくんでしまったんです。
その時、いつも俺が守ってあげないと、と思っていたのに、彼女が俺の手をぎゅっと握ってくれて……すごい勇気をもらい、自信を持って彼女のご両親に挨拶をすることができました。
数年後、彼女が留学をしたい、と言ったことから、残念ながら彼女とは別れることになってしまいましたが、今でもあの時の彼女の手の感触は忘れることができませんね(笑)」(34歳/IT関連)
普段は頼りないと思っていた彼女の手に勇気をもらった、というエピソード。
好きな人とは、手を繋ぐだけで不安な気持ちが和らいだり、勇気が出たり……手の力って本当に不思議で尊いものですよね。
こちらの男性は残念ながらお別れしてしまったそうですが、今でも忘れられないほどの経験になったそうです。切ないけれど、素敵な思い出ですよね。
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