「あるとき払い」は「いつまでもないときで払わない」
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ところで、最近見かけるようになった返済方法で、「あるときにドカンとまとめて払えます」という触れ込みで毎月の返済方法を少額に抑えるリボ払いがあります。「なるほど、余裕があるときは早く返済して、そうでないときは定額でいいのか」と思う人は金融機関のセールストークに引っかかっています。
人は嫌なことはしたくない生き物ですから、「お金があれば返済するより、ぱーっと使いたい」という気持ちが先に立ちます。つまり「あるとき払い」をしようとしても「あるときは何か使ってしまい、いつまでも『ないとき』になって、結果としていつまでも返さない」になるのがオチなのです。
それに、実は「お金があるときに早期返済することはいつでもできる」のです。ATM等で簡単にできることもあれば、カード会社に電話をして「早期返済をしたい」といい振込先の指示を仰ぐ場合もあります。
いずれにしても驚くほど手続きは簡単で、その後の返済利息に追われずにすむのですが、お金を貸している向こうから、あなたに早期返済を案内してくれることはありません。あなたが金利を払ってくれるのが金融機関の儲けだからです。
結論：クレジットカードは一括払いに限る
クレジットカードはとても便利ですし、ネットでの買い物が増えている時代にクレジットカード抜きの生活は考えられません。筆者もAmazonからの請求額に驚くことはあります。
しかし、クレジットカードとのつきあい方は一度しっかり覚えておく必要があります。特にリボ払いを安易に使っている人は要注意です。リボの罠にはまっている本人は「ちゃんと返しているよ」と思ってしまうため、自分が不利であることに気がつきません。
クレジットカードの支払い方法は基本的に一括払いに限ります。
一括払いで払えない金額は、「使いすぎ」ということです。
多くのカード会社では、一括払いにしたけど、後日リボ払いに変更できるサービスがありますが、こうした買い物をしてしまうことそのものが間違いです。
支払いの方法として分割払いやリボ払いを使わざるを得ないのでしたら、本来は買うべきではないのです。
次のカード利用明細が届いたら、自分の利用状況をじっくりチェックしてみてくださいね。
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