4. 「おいしい」以外の言葉をたくさん持っている

食事に誘った男性がうれしいのは、何といっても、女性がおいしそうに料理を食べる姿を見たときです。一緒にいる女性が幸せそうにしている姿は、男性の自尊心を満たし、活力になるのです。

何も言わずに味わうのではなく、おいしいと感じたら「おいしい!」と、素直に表現しましょう。

「おいしい」という言葉の他に「香りがいいね」「とろけそうにやわらかいね」「ぱりぱりして香ばしいね」など、バリエーションに富んだ言葉が出てくると、さらに食事は盛り上がります。

間違っても「うまい!」「やばーい!」など、品のない言葉は使わないようにしましょう。

5. 店員のサービスに「ありがとう」が言える

水を足してくれる、料理を下げてくれるなど、店員のサービスに、きちんと御礼を言えることも、男性からの評価大。軽く会釈をし、笑顔で「ありがとうございます」と言いましょう。

会話の途中などで、言葉で御礼を言えない場合は、アイコンタクトと軽い会釈でもOKです。

これは、男性がエスコートしてくれたり、料理を取り分けてくれたときも同様。「ありがとう!」と共に、とびきりの笑顔で感謝の気持ちを伝えてください。

6. 足元まで姿勢がいい

テーブルの下の足元は、相手から見えないと思うと、つい、だらしなくなりがちです。両脚を不自然に巻き付けたり、ぶらぶらさせたり、ひどい場合は、ヒール疲れか靴を脱いでしまっている光景も目にします。

こうした姿は、周囲の人はもちろん、男性がトイレに立ったときなど、意外と見られているものです。

脚を組んで食事をするのはNGです。両ひざ・両足はきちんとつけておきましょう。座布団の上なら、きちんと正座を。

7. 会計時の気遣いがある

男性が何も言わずに支払ってくれた場合は、当たり前のように奢ってもらうのではなく「わたしの分は、おいくらでしたか」と、きちんと確認しましょう。

共に席を立ち、男性がレジで会計してくれているときは、距離のあるところで待ちましょう。

お店を出たら「ごちそうさまでした」を伝えるのはもちろんのこと「とってもおいしかったですね」とか、「今度、御礼をさせてくださいね」など、プラスαのひとことを伝えると好印象です。


以上、育ちの良さを感じさせる食事マナーでした。あなたの日頃の振る舞いは、いかがでしたでしょうか。

ぜひ、取りいれてみてくださいね。

 接客コンサルタント。ひとり一人の魅力を輝かせる接客マナーの専門家。資生堂ビューティコンサルタント、キッザニア東京スーパーバイザーのキャリアを経て、講師として活動。女性視点の丁寧さあふれる接客術は「すぐに実践できる」と高い評価を得ている。述べ3000人以上の指導経験を持ち、幅広く支持されている。