「どんな僕も好きでいてくれてありがとう」

MCではリョウガ「衣装が良い」という言葉に衣装はタクヤが、そしてロゴの「Hoopla!」をカイが担当してことが明かされた。

そして話題はメンバーの髪形について。まず指摘されたのはユウキの髪色。リョウガの「まさかの俺推しか!?」という通り、ユウキは紫に。

「そのくだり、EUPHORIA(2019年ツアー)でもあったよ」とリョウガにツッコミを入れつつ、「気合いを入れてきました」とのこと。カイは髪色が白になり「何年振りかは分かんないぐらい白は久々。銀とかはやっていたんだけど」とコメントした。

超特急「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2021 SPRING 『Hoopla!』」

一番大きな変化があったのがタカシ。長かった髪をバッサリと切ってファンだけではなく、メンバーも驚かせた。リハのときに髪が短くなったタカシを見たというメンバーは、最初誰だか分からなかったのだとか。

「仕事先の方に差し入れをもらったから渡しに行こうと思って行ったら……」とタクヤ。驚きの声に別の楽屋にいたメンバーまで集まる事態に。あまりのイメチェンに「スタジオ入ったときマネージャーさんにも気づかれなかった」(タカシ)と明かした。

2年ぶりに髪を短くなったというタカシに、会場からは拍手が。「どんな僕も好きでいてくれてありがとうという気持ちでいっぱいなんですけど」とタカシもはにかんで見せた。

超特急「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2021 SPRING 『Hoopla!』」

「1年ぶりに借りを返しに…」

超特急らしいやりとりを見せながらも、客席とのコミュニケーションにカイは「やっと会えた」と笑顔を見せ、それぞれが感慨深げに口を開く。

実は昨年、ぴあアリーナMMでライブをする予定だった超特急。「1年ぶりに借りを返しに来たというわけじゃないけど」とカイが言ったようにある意味、思いが強い会場となっていた。

リョウガにここまでのライブについての想いを取られたユウキは「シンプルに楽しんでほしいな、と。今回最多じゃないですか、曲数は。本当に今までたまっていたストレスとかを何かしらの曲で発散してもらえたら」と言うと、カイも「宝箱みたいに詰め込んでね」とうなずく。

超特急「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2021 SPRING 『Hoopla!』」

そしてライブは「今回はかなり二度ないようなスペシャルなんじゃないでしょうか」というユウキの言葉にふさわしい「8号車が選んだランキングコーナー」へ。

これは「8号車と創り上げるライブ」をコンセプトとして事前に募集されたテーマに沿って8号車が曲を投票するというもの。

まず発表されたのが「会えない時期に聴いた曲ベスト5」。1位となった『a kind of love』は超特急がステージで披露する形で発表された。リョウガが「これには納得」と言うと、メンバーも大きく頷く。

続いて「セクシー曲ベスト5」。第5位には『激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリームわ〜るど』がランクインし、メンバーは首を傾げるシーンがあったが、リョウガ「激おこという感情はある意味セクシーかな」と胸を張った。ただ、その分、8号車がステージで観たい、という思いが強いと言えるのだろう、ということ。またいつかステージで観られることを期待しよう。

そして1位となった『We Can Do It!』はセクシー曲にふさわしいステージを。表情だけではなく、それぞれが向き合い濃厚なダンスで8号車を魅了した。

超特急「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2021 SPRING 『Hoopla!』」

しかし、超特急のふり幅の大きさは「もう一度見たい聴きたい超特急の楽曲」で存分に発揮されることとなる。

カイとリョウガによる『LIBIDO』ではイントロが流れ、2人の姿が見えると会場からはこらえきれない声が漏れる。さらにタクヤの『Cosmic岬』でも会場はざわめき、ラストはユウキとタカシがキュートな女装姿で『キャンディ・ナイト』でコーナーを締めくくった。

会場からは漏れ出る声をこらえているのが分かり、8号車が待ち望んでいた曲だということがよくわかる。ユウキは「会えない時間があったからこそ生まれた企画」とコメントしたが、絆をより強めた企画だったと言えるのかもしれない。

超特急「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2021 SPRING 『Hoopla!』」