カーサ デ ガスタのゲタリアイス750円

夏に食べたい「ひんやりスイーツ」注目2店!

ジョリッティ新宿店のジェラート

夏が旬のデザートといえば、アイスクリーム。

そのアイスクリームをおいしそうに食べていたオードリー・ヘップバーン扮するアン女王の姿がいまも忘れられない。映画「ローマの休日」に登場する名シーンである。

モノクロ映画だったので、アン女王が何色のどんなジェラートをスペイン広場で頬張っていたのかつまびらかではない。

けれど、どこのジェラートなのかは、はっきりしている。ローマの老舗ジェラートショップ「Giolitti(ジョリッティ)」のジェラートをペップバーンはなめていたのだ。

2021年6月、ジョリッティが日本初上陸。ジョリッティ新宿店がオープンした。店に入った瞬間、ガラスケースに並べられたカラフルなジェラートが目に飛び込んでくる。その脇の壁面には、アン女王が歩いたスペイン広場の絵が描かれている。

レジうしろの壁面には、「ローマの休日」のスチール写真が飾ってあった。ペップバーンがジェラートを食べたスペイン広場の写真もある。

いち早くこの店に来た友人から「プレミアムのピスタチオがおいしかった」と聞いていたので、そのピスタチオをコーンで頼んだ。トッピングに生クリームをサービスしてもらった。

ジョリッティ ピスタチオ800円

昨今、ピスタチオを使った焼き菓子やクリームが流行っているが、その大半が緑色。ところが、シチリア産ピスタチオ100%のジョリッティのジェラートは茶色いだった。濃厚でコクがあり、なめらかな舌ざわり。

先の友人が「ミックスベリーとダークチョコレートも食べるべき」と話していたことを思い出し、そのふたつをカップでオーダー。

ダークチョコレート(左)とミックスベリー700円

ミックスベリーにはブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリーが入っていて、やや酸味があり、さわやか系。ダークチョコレートはビターチョコレートのような味わい。

ジェラートをなめていたらジョリッティがある通路一体が、スペイン広場に思えてきた。残念ながら、ローマのスペイン広場は、飲食が禁止されている。

けれど、ここ新宿のスペイン広場なら、堂々とジョリッティのジェラートを頬張ることができる。ジェラートを食べて、ペップバーンになった気分を味わってみませんか。

ジョリッティ新宿店
住所/東京都新宿区新宿3-38-1 ルミネエスト新宿B1
電03-6380-1343
営業/11:00~21:00
定休日/ルミネエスト休館日に準ずる
ジェラートコーン/シングル650円、ダブル750円、トリプル850円。プレミアムはシングル+150 円、ダブル+100 円、トリプル+90 円
ジェラートカップ/ダブル700円、トリプル800円。プレミアムはシングル+150 円、ダブル+100 円、トリプル+90 円
価格はすべて税抜