いざ料理バトルの開幕
中央のテーブルには各自の席が用意され、VRゴーグルや紙エプロンが置かれています。
燭台に火が灯されると、いよいよ宴が始まります。支配人が登場し、説明の冊子をめくるよう指示されます。
「スライムスープ」、「雷魔法のタルト」など、本日食べられるメニューが明らかになります。
<ルール>
1) A、Bふたつの食材の説明を受ける
2) メニュー試食
3) A、Bどちらの食材が使われていたか選択し、該当の部屋に入る
4) 正解の部屋には支配人がやってくる
そう、テレビ番組でお馴染み(?)の「格付けバトル」のシステムです。
ルールを把握したら、VRゴーグルを着用。両手にコントローラーを持ち、いよいよRPG世界へ転生となります。
筆者は VR体験は過去に1度のみ。正直不安もありました。しかし、すぐにゲーム画面の中にいる気持ちになり、見事に没入しました。首を左右に動かすと、同じくRPG世界の住人となったほかの4人が転生した姿も見えます。
準備が整ったらいよいよ食事。合図に従い口を開けると、近くに控えている従者によりスプーン1杯分の料理が口に入れられます。
1食目は「A:ワーム」、「B:クラーケン」。手掛かりは、VRの画面上部に表示のモンスターの特徴と、料理の見た目(といっても見たことのない形状なのですが)。そして自分の味覚です。
食べた感じでは、舌触りがつるつるしているから「クラーケン」と信じ、Aの部屋に入ります。もちろん、VR内での画面も切り替わります。しかし、さっきまでいた仲間は誰もいません。他全員Bの部屋を選んだとのこと。そして、正解の発表となり……Bが正解でした!
モンスターの特徴紹介から正解を導くコツなどが説明され、あわせて間違えた人には罰が課せられます。先程の肖像画の凛々しかった姿からトホホな姿となり、肩書も「伝説のテイマー」から「ただのテイマー」に強制変更。パーティー仲間から笑いが起こります。
食事はひたすらRPGの世界に浸って考えるのもよし。あるいは現実世界の食材から推理するのもよいでしょう。ちなみに、筆者は3問連続で間違え、「テイマーもどき」、「モブテイマー」と、どんどんランクダウン。容姿も顔のないCGキャラになってしまいました。
4食目の選択では「パーティーの仲間、ヒントを!」と懇願。仲間同士の会話は可能で、助け合うことも、あえて裏切る(!)こともできます。これまで正解の多かった仲間に便乗して、自分の判断とは違った部屋を選択。これが正解で、なんとか連敗を免れました。
ですが、最後の5食目は結局間違い……。バグって「文字化け」して読めなくなった肩書で終了となりました。