みんな気を遣わないで、じゃんじゃん電話してほしい
――なんでも声の出し方は『ちびまる子ちゃん』の山田くんをイメージしたそうで。
この見た目で普段の喋り方と同じように「おいら友達いないんだ」と言っても全然フィット感がないなと思って。どうしようかなと考えているときに、パッと山田くんだって思ったんですね。それは天邪鬼が持っている愛らしさが山田くんに近い気がしたからなんですけど。
――ぜひ聞きたいです。赤楚さんは天邪鬼のどんなところに愛らしさを感じていますか?
やっぱり素直じゃないところですかね。寂しがり屋のくせに素直じゃないところが、僕自身にもちょっと似ているというか。だからこそ好きなのかもしれないです。
――赤楚さん、素直じゃないんですか?
ほぼ素直です。ほぼ素直なんですけど、人と会いたいなと思いつつ、連絡を面倒くさがったりとか、来てほしいけど自分からは連絡したくないとか、そういうところが素直じゃないなと。
――なぜ連絡しないんですか?
面倒くさがりなんです(笑)。人とのつながりはあまり得意じゃないけども、でもどこかで人とつながっていたい自分もいるという。そういう葛藤の中で日々生きている気がします。
――前に忙しそうだと思って連絡を控えていたご友人に、赤楚さんが「俺たちそういう関係じゃなくね?」とおっしゃった話をSNSで見ました。
川合(諒)くんですね。そうなんですよ。そういう人がいるから、余計僕は寂しくなるんです。だから、みんな気を遣わないで、じゃんじゃん電話してほしいです。
――まずは自分からしてみましょう(笑)。
確かに(笑)。でも僕からはしないです。
――天邪鬼だ!
本当ですね。全然天邪鬼なところはないつもりなんですけどね。あ、でも、寝ているときにマネージャーさんから電話かかってきて、「寝てた?」って聞かれると「寝てないです」って嘘ついちゃう。本当にそこだけは嘘ついちゃう。
――なぜでしょう(笑)。
わかんないです(笑)。たぶん寝てたことを悟られたくないんでしょうけど。絶対バレてるんですよね、声で。