印象深い「あのセリフ」のタオル…!?

大きく展示されていたのは、魯粛のタオル。周瑜に脅かされてヘナヘナしてしまったシーンであろう。

横山三国志だとお人よしな場面ばかりが目立つが、狂児と呼ばれるほど荒々しく、大戦略家だった人物。本来なら孔明を怒鳴りつけるくらいしてもおかしくないかも? とはいえ、お人よしな魯粛が好き!という方も多いはず。そんな方にはオススメグッズだ。

ネタにされることも多く、印象深い「ああっ なにをなさいます」のひとコマが描かれたハンドタオル。このタオルを人に貸したら程よく誤解されることだろう。

外出先でスマートフォンをよく使うという方には、オリジナルのカード型モバイルバッテリーも販売されている。全3種類だそうだが、目を引いたのは霊帝のバッテリー。

ものすごく辛い状態にあることがたった6文字でよくわかる「とても つらい」のコマが描かれたバッテリーだ。スマホのバッテリーがなくなって「とても つらい」状況になった時には、心強い味方になってくれるはず。

スマホ関連グッズでは赤兎馬スマホケースもあった。赤兎馬はやはりカッコイイ。装着するだけで戦場では100%逃げ切れるような気がしてくる。

関羽と張飛のスカジャンも発見。思わず張飛も「うほっ」といって喜んでしまう。
横山先生のイラストは、服にあると異様に目立つことが判明。

まさかの南蛮武将「董荼奴(とうとぬ)」のトートバッグも。同じ三洞元帥の阿会喃でも、金環三結でもなく、董荼奴 。ずいぶんな出世ぶりである。(トートヌのトートが商品名)

孔明から褒美をもらったせいか、トートバックデザインに抜てきされたからか、良い笑顔をしている。

よく見ると、トートバッグには苦虫をかみつぶしたような表情をした孟獲デザインの缶バッジがついている。トートバッグを買うと付いてくるオマケのようだ。もう少し董荼奴は焦った方が良い。

飲み物を楽しめるマグカップも売っていた。曹操をからかい尽くした仙人の左慈がくれた(そして半分に割った)不老長寿水のデザインだ。水が二つになることはないはず。

そして劉備の母が、息子が父祖伝来の剣を他人にあげてまで手に入れたお茶を(叱咤のため)「チャッポー(ン)」と川に投げ捨てたシーンのカップ。これでお茶を飲むのはとても気まずい。

渇いた袁術に水をあげなかった人。「さっきまで水はあったがね」から続くセリフに深い深い怨恨を感じられた意義深いシーンだ。このカップなら、水のありがたみがよくわかるかもしれない。政治に関わる人なら民衆の気持ちを考えたくなる。