イベントオリジナルスペシャルグッズのデザインは、合肥組と南蛮王の兄弟たちだ。職場の同僚とも仲良く、兄弟同士も仲良くしよう。
お酒コーナーでは『桃園の誓い』が販売されていた。誰かと義兄弟になりたい時には必須アイテムと言えるだろう。お母さんの用意してくれた美味しい料理があれば、なおいうことなしだ。
漢字の勉強になるのは、三国志学習ドリル「答教」だ。横山三国志ファンであればセリフは思い出せるだろうが、漢字を正確に、となると話は別だ。また人物の後ろ姿から名前を当てるなど、かなり難易度が高くなっている。
まだまだたくさんのグッズが並べられていた。今回のデザインでは、「墓場の画廊らしさ」も大切な要素であるため、コアな方向に振り切られたという。ネット上でファンからの意見も取り入れたという徹底ぶりなので、どのグッズも思わずニヤリとしてしまうものばかりだ。
「げぇっ 関羽」でおなじみ。あのセリフは何回でてきた?
ひとしきりグッズを眺めてから壁を見ると、そこにはたくさんの「むむむ」「げえっ」のシーンが貼られていた。
作中の「げえっ」「むむむ」を全て数えて展示しているだけでもすごいが、結果をグラフにしたり、コメントや『むむむ度』がついていたり、楽しく見る工夫が凝らされている。
よく言っているイメージはあるが、実際に並べてみると「げえっ」 「むむむ」の数は圧巻である。それぞれ何回出てきたのか、ぜひ会場で確かめてみてほしい。
イベントタイトルにもあるように、「美女図鑑」もテーマ。墓場の画廊がセレクトした、横山三国志の美女たちの姿もあった。
芙蓉姫に貂蝉や小喬・大喬の姉妹、弓腰姫といったメジャーどころの中に、「腰元」、「愛い奴」、「南蛮美女兵士」、「踊っている女性」といった女性たちまでピックアップしてある。筆者も横山三国志の大ファンだが「踊っている女性」にいたっては……全く思い出せない。
「げえっvsむむむ with美女図鑑」は10月5日(木)から開催されているが、すでにかなりの三国志ファンが来場している。連休を経て、人気の商品は再入荷待ちという状況だそうだ。来場する人の中には20代~30代の女性も多かったそうで、横山三国志ファン層の幅広さがうかがえる。
コアなデザインや企画が目立つが、その一方、某有名宝飾ブランドで職人をされてたという方がシルバーリング、シルバーネックレスを作成していたり、秋田の伝統工芸川連漆器による「義兄弟天盃セット」 が販売されたり、創業117年を超える老舗海苔屋ともコラボしたり(『甘寧一番のり』)と中身の良さにもこだわった作品も多い。
横山三国志ファンであれば、ついついグッズを買いたくなってしまうことうけあいの空間だ。「見て楽しい」「読んで楽しい」「買って楽しい」時間を過ごしてほしい。
(取材/イベニア)
会期:2017年10月5日(木)~10月31日(火)
時間:12:00~20:00
会場:墓場の画廊
住所:東京都中野区中野5-52-15中野ブロードウェイ3F
入場料:無料