一人ひとりの成長段階に応じた玩具を用意

めばえ保育ルームの公式サイトには「成長段階に合わせた多彩な遊びを、楽しい気持ちで経験できるよう保育士が促す」と掲げられています。具体的にどのような遊びを、どのように促しているのでしょうか。

平澤「赤ちゃんの成長は、環境やその子自身の気質、体格などによって、速度やプロセスは多少異なってきます。

めばえ保育ルームでは、例えば、ものを握れるようになったお子様には“握って穴にくるみを落とし出し入れできる玩具”、ちょっとつまんで隙間に何かを入れることが好きな子には、“チップ落としの玩具”、指先の力がついてきた子には、“指先でハンカチをつまんで引っ張り出す玩具”など、一人ひとりのお子様の成長段階を把握するということを心がけ、その段階で必要な遊びを用意しています。

しかし主体はあくまでもお子様自身。必ずしも用意したもので遊ばせるということではなく、自分自身で選択して遊べるような環境を作り、一緒に遊びを楽しむということを心がけています」

めばえ保育ルームにはどんな子どもが多い?

脳の発達に即した接し方を続けるめばえ保育ルーム三鷹台には、実際どんな子どもが多いのでしょうか。

平澤「めばえのお子様は0~2歳が主ですが、自ら積極的に何でも『やってみたい!』『こうしたい』など、しっかりと自分の意思を表現できる子や、お友達が今どうしているかということを気にかけてあげられる心を持っている子が多いなと感じます。

それは日頃の遊びの中で、保育士が必ずお子様の意思を尊重しているということの表れなのではないかと思っております。

また、握る力や歩くといった体力もしっかりついているように感じます。それぞれのお子様がのびのびと過ごす中で、必要な運動発達を促していく環境づくりの重要性を実感しています。今後もよりお子様に寄り添える保育を考えていきたいです」

発達の面も体力の面も元気いっぱいの子どもが育つ保育術。ぜひ参考にしたいですね。

■取材協力
めばえ保育ルーム(運営会社 株式会社パートナーエージェント)