投資信託の特色を知ろう
投資の基本として、1つのダメージが全体へ大きく影響しないよう、分散させるという考えがあります。
そもそも積み立て投資は時間の分散になりますので、残りは投資先を分散させるだけです。
投資信託は、沢山の企業や地域などに分散されているので、わざわざ自分で投資先を探さずに済むことができます。とはいえ、投資信託の数も多様にあることから、沢山あるので迷ってしまいそうですね。
そのため、投資信託を決める際には、株式会社の割合が多いのか債券なのか不動産なのか、どこの地域なのかなど、投資信託の特色を知ることと、一つの市場に投資をするのではなく、国際的にも分散投資することを念頭に置いて決めると良いでしょう。
始めるタイミングは?
価格が下がったときに、沢山購入することができるのであれば、下がったタイミングで始めればいいのかと思ったかもしれません。
一括投資は、売り買いのタイミングが重要ですが、積み立て投資は時間分散が大切です。いつ価格が下がるかわからないまま時間が過ぎてしまうより、早くから始めて購入する口数を獲得していったほうが賢明です。
ポイント解説にもありましたが、資産額は購入口数×価格で決まります。積み立て投資は、購入するタイミングを見計らうより、いち早く始めましょう。
働いて収入を得る以外で、さらに資産を確保するためには、自分で収入を得る仕組みをつくるか、利益を生み出す仕組みを利用するかのどちらかです。
今の時代、金融の仕組みを利用して簡単に世界中に投資をすることができます。投資をするということは、世の中の経済を応援することにつながります。そしてなにより、世界中の人たちが、今よりもっと良い生活をしたいと思っている限り、経済成長の恩恵を受けることができるでしょう。
5年後よりは10年後、10年後よりは20年後の未来の方がはるかに便利になっているはずですから、これから積み立て投資を始めたいと思っている方や、すでに始めている方も、長期目線で投資をし続けることをお勧めします。
【執筆者プロフィール】田島 めぐみ
キッズ・マネー・ステーション認定講師/ファイナンシャルプランナー
子どもたちが、お金について楽しく学べる講座の開催や、女性のお金の専門家としてマネー講座や個別相談業務を沖縄県で活動している。得意分野は生命保険・長期資産形成・女性向けのマネーセミナーなど。