“ヴィニュロン・ルージュ” 1/4カット750円
赤ワインで仕込んだ天然酵母のパン。クラストの香ばしさ、クラムのもっちり感。レーズンが大粒でとてもジューシー(ワインに漬けてあるかな?)、イチジクはソフト食感。ワインに例えるとしっかりしたフルボディで、下戸なら寄ってしまいそうなほど魅惑的。白ワインで仕込んだ“ヴィニュロン・ブラン”を次は買ってみます。
“ポミエ” 680円
りんごの天然酵母使用。パンの形が木の枝を模していて、タグのようにつけられたショップカードもセンスの良さを感じられますよね。
枝先はガリッと硬い。リンゴの香りを常に感じる。想像以上に生姜の存在がが強く、千切りも入ってました。クラムはかなり多加水でもっちり、りんごはセミドライでごろごろ入ってます。
“αバゲット” 220円
湯だね製法。でんぷんの甘み。クラストはリベイクしたらカリッ、シュワー。クラムはもっちり。むにゅっと跳ね返してくる強さを感じます。
バゲットは他にフランス産小麦を使用し長時間発酵した“バゲット”、北海道産キタノカオリ全粒粉100%を使用した“バゲット・ジ・コンプレット”の3種類がありました。
“ASAMA山食パン” 680円
群馬県産小麦使用。長時間発酵のパンドミ。甘やかな香り、黄みを帯びた生地。もっちりしっとり。知り合いのパン職人さんに聞いたらこのパンは「もろい歯切れ」だそうです。パンの表現にそういうものもあるのかと勉強になり、再度味わいその感覚を確認しました。
ねっとり口の中にまとわりついて甘みが広がります。クラストになんだかわからないのですが香りを感じて無くなる頃に口の奥のほうに軽い苦み?渋み?のようなものをわずかに感じます。とても面白い食パンでくせになります。
さて神楽坂と言えば、早稲田通り沿いにある善国寺(毘沙門天)と赤城神社が有名ではないでしょうか。モダンなガラス張りの本殿を含めデザインは隈研吾氏のもので、友人を連れて行くと「初めてこんな神社見た!」と喜んでもらえます。お参りしてからパン屋に行かれてみるのもお薦めです。
そして、神楽坂で有名なパン屋といえば、手の平を広げたくらいの大きさのある「亀井堂」のクリームパン! 実は私がクリームパンにはまったきっかけはこちらのものを食べてからなのです。
トングでは取れないほど大きくて重たいので、ヘラですくい上げてトレーに載せます。カスタードクリームの量が尋常でない! 焼き立てに出会えるとお行儀悪いのですが,我慢できずに歩きながらこっそりつまんでいます(^_^;)
「パン・デ・フィロゾフ」とは品揃えが違いお総菜パンや菓子パンも豊富なのでお店によって特徴があることを感じられると思います。
他にも神楽坂はパン屋巡りができるほど多くお店がありますので、これからの気候のよい時期に散策してみてくださいね。
店名 パン・デ・フィロゾフ
住所 新宿区東五軒町1-8
電話 03-6874-5808
営業時間 10時~19時
定休日 月曜
おすすめパン
クロワッサン(280円)
ル・ヴィニュロン・ルージュ(1/4カット750円)
ASAMA山食パン(680円)