湯河原のパンの名店「ブレッド&サーカス」のFacebookコミュニティを通じて知り合ったパン友さんに会いに、紅葉狩りも兼ねて長野県茅野市までドライブ。
長野には美味しいパン屋があるはず!と検索してビビッと来たのが「カルパ」さんです。
土曜日の12時過ぎ、先客はなかったのですが、後から地元の方が数組訪れていました。
殿塚シェフは、パン好きの間で大変人気のある天然酵母パンの名店「ルヴァン信州上田店」で4年間修業し、2017年8月に「カルパ」を開店。地元の方やパン好きの観光客の方が訪れるそうです。
お店に入るとシェフから温かいハーブティーのおもてなし。冷え切った体に嬉しく沁みわたります。木のぬくもりを感じる店内は手づくりでしょうか、時間がゆっくりと流れていくように感じます。
棚に並んだパン達はどれも茶色いお姿。ルヴァン好き、ハード系好きにはたまりません! 私が使っているスマホケースはルヴァンのパンを水彩画でイラストにしたものが描かれているのですが、シェフもそれに気づいて下さったようで嬉しいです。
上田市のルヴァンにはまだ行ったことがないのですが、東京・富ヶ谷のルヴァンには時々行くのでそこで見かける“玄米キッシュ”をカルパさんでも作っていらっしゃいます。これ、美味しいんですよねえ。
「煮りんごのタルトもご用意できました」と並べられたタルトは、絶対美味しい!という顔をしていたので迷わず購入。
お店で使用している小麦は、今は上田市産“ゆめあさひ”をベースに長野県産・国産のものをお店で挽いているそうです。
厳選して持ち帰ったパン達のご紹介。“カンパーニュ”。
ライ麦10%、全粒粉使用。酸味は香り・味ともに強くなく、クラムは高加水でもっちり、クラストは硬すぎないので、カンパーニュ初心者の方にも食べやすくお薦めです。
シェフが「今後は食べ方もご提案して、シンプルな田舎パンもお客様にたべてほしいのです」とおっしゃっていたので、今朝の私の食べ方を参考までにご紹介。
酸味のあるパンは乳製品と相性がいいので、バターやチーズと合わせます。チーズをのせたカンパーニュをトースターで焼き、チーズが溶けたらお皿に取り出し蜂蜜をかけていただきます。
今は自宅に百花蜜しかなかったのですが、栗の蜂蜜など少しクセのあるものとあわせると、お互いを引き立てて美味しいです。
カルパさんのカンパーニュは優しい味なので、ちょっとパンチを効かせたくて、蜂蜜の上に粗挽き黒胡椒をかけたら、さらに好みの味に♪
他には熟したアボカドをペーストのように多めに塗って岩塩とオリーブオイルをかけて食べるのもお薦めです。