家族連れでも心おきなく楽しめる山梨の一棟貸し宿「るうふ 丘之家」宿泊レポート
Go Toトラベルキャンペーンの対象に東京も加わり、秋の行楽シーズンに旅行を楽しむムードも少しずつ高まりつつあります。
小さい子どもがいればなおさら、ずっと家にいた外出自粛期間のあとはどこか開放的な場所に連れていって、思いっきり遊ばせてやりたい!という気持ちもあるはず。
とはいえ、コロナが完全に収束したわけではなく、室内の密な空間や移動手段ははばかられるのも現状です。
そんなときに、他の人と会わずに家族だけの滞在が可能な宿は、ウィズコロナ期にはありがたいですよね。9月にオープンしたばかりの、山梨県にある一棟貸しの宿「るうふ 丘之家」は、まさにそんな今にぴったりな、贅沢なホテルステイがかなう宿です。
オンライン対応で人と会わずにゆったり過ごせる
築100年ほどの古民家をリノベーションした「るうふ 丘之家」。少しずつコンセプトを変えた同様の古民家宿「るうふ 澤之家」「るうふ 書之家」が同じく山梨県内にあります。
今回、家族で宿泊したのは、牧丘町にある「るうふ 丘之家」。ぶどう畑に囲まれた、まさに小高い丘の上にある宿です。
あずき色ののれんをくぐって中に入ると、100平米ほどある広々とした室内に子どもたちからも「広~い!」と歓声があがります。写真に写っている居間の部分の左手に少し見えますが、寝室が2部屋ついていて、ベッドは計6つ。さらに布団も敷くことができ、定員は2~8名となっています。
友達家族と来たり、両親を連れて来たりなど、複数世帯で泊まれるほどの十分な広さがあります。ただ、現在はコロナ期なので、ひと家族や夫婦、カップルなど少人数で楽しむ人が多いのだそう。
うれしいのが、館内にあるiPadを通してスタッフの方とやりとりができるので、チェックインもチェックアウトもオンラインで可能というところ。もちろん、希望があれば来てもらうこともできますが、他人との接触をできるだけ避けたい場合にはありがたいサービスですよね。
何か気になることがある場合は、画面ごしにスタッフを呼び出して話すこともできれば、チャットのやりとりをすることもできます。
筆者が訪れたときはあいにくの雨でしたが、庭も広く縁側もあるので、晴れていれば窓を開けて縁側でのんびりするのも気持ちよさそうです。庭も広いので、夏であれば虫取り網とカゴを持って昆虫探しなどもできそうでした。
室内も庭も含めてとにかく広いので、子どもたちは室内をひたすら走り回ったり、探検したり、かくれんぼをしたりと、何もなくとも楽しめるのが魅力です。
ここを拠点にあちこち観光するというより、田舎のおばあちゃんのうちに遊びに来たかのようにゆっくりと過ごすのにおすすめの宿だと感じました。
アメニティも充実しており、タオルや歯ブラシはもちろんのこと、ヘチマのボディスポンジ、木製のくし、足袋といったオリジナリティーあふれる品も。
子ども用の部屋着(パジャマとしても使える作務衣)もあるので、ある程度の年齢の子ならこちらを着て過ごすのもよさそうです。ちなみに写真は5歳の男子が着たところ。これより小さいものはないので、1~2歳の小さなお子さんだと着れないかなという感じです。
大人用にももちろん部屋着は用意されています。