子どもが喜ぶ「ぶどう染め体験」も自由にできる

ぶどう染め体験の材料

面白いのが、2階にあがったところの小部屋で自由にできるぶどう染め体験。

ぶどうと言っても、季節ごとにユーカリや柿など染料のもとは変わります。訪れた時期はくるみでした。くるみが終わると、ぶどう(の枝)の時期になるそう。くるみを煮出した40℃以上のお湯があり、そこに布を入れて色をつけます。

こちらも、無人のまま行うこともできますし、やり方がわからなければスタッフさんの立ち合いで教えてもらうこともできます。

子どもでも簡単にできる

作業のときは置いてあるゴム手袋をつけて、アメニティが入っていた小さな布袋を染めていきます。やり方はとても簡単!

いくつかお鍋やボウルが並んでいますが、左から順につけていきます。

まずは染み込みをよくするために水につけて、次にくるみを煮たお湯に入れて5分~30分ほどモミモミ。ある程度染まったら灰が入った水に入れてまたモミモミ。これは、発色をよくしてくれるそう。

最後にもう一度、水の入ったボウルに移動させてモミモミ。取り出したらぎゅっと絞って、干しておきます。

干して乾くのを待つ

これで、帰る頃には乾いているので、持って帰ることができます。一番左がくるみ染めをしたばかりの袋で、右側の3つはすでに乾いたもの。乾くと少し色が変わるようです。

モミモミするだけの単純作業ですが、やったことのない体験が楽しかったのか、5歳の長男が終わるたびに「もう1回!」と張り切って計3つもの袋を染め上げました。

牧丘に伝わる伝統体験、ぜひ挑戦してみてください。

庭でたき火体験も!

広い庭では夏なら花火も楽しめる

そしてもうひとつ、ここならではの体験が、庭でのたき火です。今回はかないませんでしたが、雨でなければ誰でも簡単にたき火が楽しむことができます。

やり方はiPadに書いてあるので、それを見ながらやれば慣れていない人でも大丈夫。こちらも、どうしても自分たちでやるのが難しければ、スタッフさんを呼んで火をつけてもらうことも可能です。

夜にたき火を囲んで家族でおしゃべりしたり、夏場は手持ち花火を楽しむのもオツですね。

夜ごはんの準備

夜ごはんの「囲炉裏山賊料理プラン」に出てくる鯛の塩釜は、雨が降っていなければたき火で作るそう。雰囲気込みで、さらにおいしく感じられそうですね。

ちなみにお風呂は、夕飯まで少し時間があったので、近くにある天然温泉の銭湯「はやぶさの湯」を訪れましたが、部屋には檜の一種「椹(さわら)」のお風呂もついているので、そちらを楽しんでも。

せっかくなので温泉を楽しみたいという方には、車があれば5分もかからずに着くので、「はやぶさの湯」はおすすめです。お湯の質もよく露天風呂もあり、お風呂あがりにゆっくりできる畳のスペースも充実していますよ。