告白されたときはそこまで大好きではなかったけれど、いざ交際がはじまってからは幸せを実感させてくれる恋人。

「とりあえず付き合ってみようかな」と軽い気持ちだったのに、身近な存在になっていい面をたくさん知ることができると、一気に愛情が高まります。

付き合ってみたら想像以上に好きになった恋人とはどんな人なのか、実録をご紹介します。

俺は安易に考えていたけど…

「彼女の浮気が原因で別れてしまい、未練はないけどひとりの時間がイヤでいろんな友人を誘っては遊んでいたとき。

元カノと付き合う前にいい雰囲気だった女友達がいて、久しぶりに食事に行ったら俺の愚痴をいろいろ聞いてくれて、『一生懸命だったんだよね、次はそこを好きになってくれる人が見つかるといいね』と笑ってくれるのがうれしかったです。

彼女も今は彼氏がいなくてそれからよく会うようになり、以前みたいに距離が近くなっていきました。

でも、俺はまだ恋愛にのめり込むエネルギーがなくて、彼女のほうが関係を引っ張ってくれるのに甘えていたんですよね。

ある日『軽い感じで付き合ってみる?』と彼女に言われたとき、『ダメだったらすぐ別れると思うけど、いいの?』とつい本音が出てしまいました。

『それでもいいよ』と彼女は答えてくれて、俺は“きちんと気持ちは言ったし、好きになれなかったら別れたらいいや“と思っていました。

元カノと別れるまでの話を聞いている彼女は、気を使ってくれるのか何でも俺の都合を優先してくれて、わがままも言わなくて。

たぶん、恋愛に尻込みしている俺をわかっていたんだと思います。

元カノとの記憶がフラッシュバックするときがあったけど、彼女は急に暗くなる俺を見ても文句を言わず、気分転換みたいに話題を変えてくれることとか、本当にありがたかったです。

友人に話したら『健気な彼女さんだね』と言われ、“俺ももっとちゃんとしよう”と思いました。

別れたらいいやと安易に考えていたけど、こんな俺を大事にしてくれる彼女の気持ちが素直にうれしかったです」(34歳/公務員)

「ダメだったらすぐ別れたらいい」と、最初から乗り気でないお付き合いもあります。

こちらのケースでは、男性がそうなっている状態を女性が理解していて、愛情深く接してくれたことが功を奏しました。

とりあえずでも、自分を受け入れようとしてくれる姿を見れば、心が動くもの。

彼女の健気さに報いたいと思うことが、男性を失恋の痛みから救います。