「以前、彼氏と別れたことを友人たちに話したら、当たり前だけど理由や原因を詳しく尋ねられ、答えるのがかなりつらかったことがあります。

みんな心配してくれているわけで、私のために元彼に怒ってくれる友人もいたけど、そんな状況にいると余計に別れた瞬間のしんどさを思い出してしまって。

みんなには素直に感謝するけれど、『別れたことの詳細は話さないほうが自分のためかも』と思いました。

次に付き合った男性とは、彼の元カノとの付き合い方が問題で別れることを決めたのですが、友人たちには『性格が合わなくて』とだけ伝えました。

『合わないのは仕方ないよね』とみんなの体験談みたいな話で盛り上がり、ホッとしましたね。

別れたことはきちんと話しておきたい、でもその理由までは詳しく知られなくても、私が納得していればいい。そう思います。

私も、友人が別れたことを打ち明けてくれたときは原因などあれこれ聞かず、『つらかったね』とまず言います。

人に話してスッキリする人もいれば、言わないほうがかえって楽になるときもありますよね」(29歳/小売業)

大事な友人が失恋したら、何があったか心配するのは当然です。

でも、別れて時間が経っていなければ心は刺激に弱くなっており、当人は詳細を口にすることでまたダメージを受けることもあります。

気遣いにはもちろん感謝して、内容については気持ちが落ち着いた別の機会に改めて話すこともできますよね。

人によって“どう知ってほしいか”が違うことは、覚えておきたいことです。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line