でも『TOKYO TRIBE』では、ラップやダンス、歌がすごい人たちがいた分、
“私がお芝居をがんばらなきゃ”
“自分はお芝居で評価されなきゃいけないんだ”
って、強く思ったんです。もちろん、皆、お芝居が上手だった。だけど、皆のなかで私がほめられるところといえば、ラップでも、ダンスでも、歌でもない。「芝居」しかないと思ったから。
まだ人に教えられる立場じゃないのはわかっているけど、「ここはこうしてみたら?」とか、自分の案を言ってみたりしたこともありました。お互いに気持ちよくステージに立ちたいっていう思いが一番にあったから。
もちろん、舞台は演出家さんに言われたことをやっていくのだけど、自分の案が、そのまま舞台に生かされることもあって。
そういう経験は、卒業コンサートを作ったときと一緒で、「達成感」と「やりがい」をすごく感じることができたんです。今は、その「達成感」と「やりがい」をもったまま『朝陽の中で微笑んで』のお稽古に臨めています。
『TOKYO TRIBE』で、芝居に力を入れて、その姿勢で筋を通したからこそ、『朝陽の中で微笑んで』のお芝居につなげられたと思っています。
12月に、今回の公演が終わった後も、きっとまた違う「達成感」をもてる予感がしています。
ーー12/20(水)が千秋楽ですから、約1カ月間、2017年の最後を飾る舞台となりますね。
そうですね。全部で24公演あります。
ーー公演場所は帝国劇場で、佐江ちゃんが帝劇の舞台に立つのは、『王家の紋章』の初演(2016年8月)、再演(2017年4、5月)に続き、今度が3度目となりますね。
-
[最終回]「ミラチャイ」連載は「人間味のある宮澤佐江」を作った"ホーム"で"チャレンジ"できる場所&芸能活動を一時休止する理由とできた目標
佐江ちゃんにとって「ミラチャイ」は、「ホーム」のような感覚だった。なぜ今、お休みをするのか、ありのままの思いを話してくれました。約6年間、200回を超える連載の最終回です。
-
[第51回]宮澤佐江「ミラチャイ」連載の6年、200回も続いた理由がインタビューでみえたー仕事、境遇、思いに向き合う
48グループと舞台。2本の軸を歩むなかで出会った人たちが、佐江ちゃんにもたらした、卒業後の大きな変化とは。「ミラチャイ」連載を彩った数々の写真やエピソードで当時を振り返っていくと、約6年にわたる長期連載になれた理由が見えてきました。
-
[第50回]宮澤佐江と「ミラチャイ」連載の6年、200回以上を振り返っていくーやっと笑って話せるあのときのこと
どんなに時間が経っても変わらない、佐江ちゃんの「根っこ」にあるものとは。48グループを出てわかったこと。今、やっと笑って話せるあのときのこと。最終回に向けて、さらに尽きないお話です。
-
[第49回]宮澤佐江が新「ミラチャイ」連載で振り返る、舞台とともに駆け抜けた2年間ー「出会い」と「別れ」さみしさと楽しさ
「これまでやってきたことの答え合わせが、今、できている」。2016年7月の新連載開始から現在まで、『朝陽の中で微笑んで』、公演中の『ZEROTOPIA』など、佐江ちゃんの約2年を振り返ります。
-
[第48回]宮澤佐江が新「ミラチャイ」連載で振り返る、舞台とともに駆け抜けた2年間【大切なお知らせあり】
2年前の7月、リニューアルして再スタートした「ミラチャイ」連載。『王家の紋章』初演にはじまり、現在公演中の『ZEROTOPIA』まで。舞台とともに駆け抜けた、佐江ちゃんの2年を振り返ります。