あの大バズリツイートの実物(!?)も展示されていた
さらに証明写真の使い残しもありました。これがネットでバズったこと、記憶にありますでしょうか?
「サークルの広告を駅に出すはずが、間違いで証明写真が掲載された」というエピソードに登場した、実物の証明写真でした。この告白は10万リツイートもされています。
展示会初日には、証明写真の持ち主であるオカダダイキさん(@OK_ADAD)ご本人が来訪。
現在も一日に数件のリツイートがあり、バズった時の正直な気持ちは「海外にまで広がった時はコワさもありましたが、平和にバズれてよかった」とのこと。朝のワイドショー番組で取材を受けるなど、ネットだけでなく現実にも影響があったそうです。
今ではこの証明写真にも思い入れが生まれ、いつか将来は子供に見せたいとのこと。
どうしてこんな展示が? 次回はあるの? 謎を解明すべく(以下略)
最後に本イベントを実行した、企画集団・餅屋の福間さんと岡本さんにお話を聞きました。
もともと所属するテテマーチ株式会社がSNSを活用した企業支援をしている中で、バズったものをテーマにした企画を立案。
本格的に動き出したのは半年前からで、コロナも落ち着きはじめたので、敢えて手触り感を大事にするリアルイベントでの表現となったそうです。
今回チョイスしたバズりワードの特徴は「絵がイメージできるもの」とのこと。なるほど、多くの人が同じイメージを共有しやすいと、現実化しやすいのかもしれません。
ちなみに、展示の裏ではいくつものボツネタ(例えばドルチェ&ガッバーナの香水)もあったとのことでした。
常日頃からTwitterに接し、その空気感や物の見方が好きな人(俗にいうツイッタラー)には刺さりまくりの本イベント。
唯一の無念は、初日の訪問だったので参加型企画の「バズったけど宣伝することないので◯◯教えて!」の結末を見られなかったこと。
Twitterだとバズった投稿に「◯◯教えて」のツイートが続き、元投稿に関係なくさらに盛り上がることがあります。本イベントではその反応を、壁に付箋紙を貼るというリアルかつアナログな方法で再現。
※今回は「美味しいお店教えて」、というリクエストでした。
開場直後は数枚の情報しかありませんでしたが、最終日には投稿(付箋紙)がわんさか。ネット上では「有益な情報が集まってる…」「リストにしていただきたい」との投稿(こちらは本当のツイート)がありました。
現段階では次回は未定だそうですが、面白い企画には意欲があり、コラボ案件なども募集中とのこと。今後バズったツイートを見るたびに「これ、リアルだとどう再現できるのかな?」という楽しみも増えそうです。
<追記>
テテマーチさんから「バズったけど宣伝することないので◯◯教えて!」の最終形態写真をお借りしました。たくさんの美味しいお店が集まったようですね。リスト化してほしいーーー!
(イベニア/高柳優)