落とし穴1:本体価格は激安でも送料が異常に高い

息子が一人で商品を調べ始めて数分後「お母さん、見つけた!買えるのあったよ!490円!」と息子の声が聞こえました。

「まさか!そんな安い金額ありえない!」と思いつつ画面を見てみると、本当に「商品価格490円(税込)」と書いてありました。何かおかしいとじっくり見てみると、下のほうに小さく「送料15,000円」の文字が。あまりなじみのない海外のショッピングサイトの日本語版ページで、中国からの発送でした。

息子に「490円の他に送料が15,000円かかるの。だから合計15,490円。予算オーバーだね」と告げるとがっかりし、またすぐに検索を始めました。

落とし穴2:トップ画像にだまされた

今度は「お母さん、見つけた!878円!送料無料だって!」との声が。

今度は何にだまされたんだ?と思いながら駆けつけると、息子の欲しい電動スクーターの画像が表示されています。確かに値段は878円で、送料無料です。

でも何かがおかしいとじっくり見ていくと、商品名には「電動スクーター用ステッカー」と書かれています。本体の販売ページではなく、デコレーション用のステッカーの販売ページでした。

そのページには6枚の商品画像が表示されていましたが、どれも電動スクーターにステッカーが貼られた写真で、ステッカー単体の写真は1枚もありませんでした。

「これでは7歳児は本体の販売ページだと勘違いしてしまうなぁ」と私もがっかりしました。

息子には「ここに小さく『ステッカー』と書いてあるでしょ。ステッカーだけの値段なんだよ」と説明しました。息子はため息をついて、また検索を始めました。

落とし穴3:中古品に補償がなかった

「もっと安い商品が載っているサイトを教えてほしい」と息子に催促され、私はフリーマーケットアプリを教えました。

息子は、今度は慎重に、予算内の5,900円で「送料無料」の「電動スクーター本体」の商品を見つけました。

私も慎重に読み進めると、こんな文言がありました。「中古品です。使用はできますが、ジャンク品として出品します」。

私は息子に「ジャンク品とは、壊れているかもしれない商品だよ。使えるかもしれない。でも、壊れていても交換できないよ」と伝えました。

そして息子はしばらく考え込み、考えた結果、買うのを見送りました。