「友人の紹介で知り合い、1年の交際期間を経て結婚しました。

夫はプロポーズのときに『俺は勝手なやつだからついてきてくれたのはお前だけ。これからも身勝手な俺についてきてほしい』と言ってきたんですが、本当にこんなに身勝手だとは思いませんでした……。

結婚1年目のときに相談もなく仕事を辞めてきて、次も決めずに『貯金があるだろう』と8か月ほど無職でした。

貯金は結婚時に自分たちの貯金と親からの援助を合わせて、そこから新居費用を引いたもので、いざという時のものだったのに。

夫曰く、今がその“いざという時”らしいです。

その間に私が働いてほしいと伝えると『俺のことをお金を運んでくる道具だと思っているのか!』と激怒しました。

放っておいても8か月後には働き出したんですが、そこから12年間隔で仕事を転々として、一向に貯金できない状態が続いています。

私たち夫婦は子どもを望んでいるもののなかなか授からないのですが、不妊治療に挑むには貯金がなさすぎてできない状況です」(34歳/派遣)

のちに、旦那さまはお付き合いをする前から仕事を転々としていたことが発覚しますが、結婚前に確かめたのは社会人かどうかだけとのこと。

確かに、結婚前に相手の転職歴を確認することは難しいでしょう。

付き合っている間は何でも引っ張ってくれる姿がカッコ良かったそうですが、貯金を切り崩していく生活の中での「俺についてきてほしい」とはまったく意味が違います。

仕事に対する不満を結婚前から多く口にするタイプの男性には、職歴を全て聞くのは難しいかもしれませんが、今の職業についたきっかけなどから探ってみることをおすすめします。

フリーのライター・編集者。出版社で10年働いたのち独立。得意ジャンルは街ネタ、恋愛。お酒が大好き(ほぼ酔わない・酒豪)で、取材相手を飲みの席で見つけることが多い。