4: 逆にたくさん遊んであげる
「娘が本当に一人遊びができない子で困っていました。
おもちゃや本をたくさん買い与えてはみたのですがすぐに放り出して、下の子の世話に追われている私や在宅仕事をしている夫と遊びたがったり、まだ赤ちゃんの息子にかまいたがったりして大変な思いをしていたのですが……。
もう夫がやけくそで仕事を放り出して一日中遊んであげたことがあったのですが、それ以降、なぜかすんなり一人遊びをしてくれるようになりました。
夫曰く『多分、遊び方がわからなかったんじゃないかな』とのことです」(専業主婦/33歳)
これは先述の、まず文字を理解させるという方法に似通っていますね。
とにかく一人遊びをしてほしいがためにあれこれ買い与えても、その遊び方がわからなければ子どもはすぐに飽きてしまいます。まずは一緒に遊んで、遊び方を覚える時間を作ってあげましょう。
また、「パパやママにかまってほしい」という理由で一人遊びをしたがらない子にも、この方法は効果的な場合もあるのだそう。
ママたちからは、「一度徹底的に遊んであげると満足して一人で遊び始める」という意見も多くありました。
5: 課題を与える
折り紙やブロックで何かを完成させる、絵本を読む、などの完了状態が子どもにも理解できる遊びの場合は、課題を与えて一人遊びをさせていたというママもいました。
「うちの娘はほとんど高校生になるまでずっと一人遊びが苦手な子でした。
一人っ子なせいもあって、ついつい何でも付き合ってあげてしまっていたのですが、娘が小さい頃、どうしても手が離せずに一人で遊んでいてほしい時は“課題”を与えていましたね。
『お絵かきの色塗りまで全部終わったらママに見せて』『絵本読み終わったら感想聞かせて』といった感じで、遊びの終わりの状態がわかりやすい遊びを与えて、その完了状態を披露してもらうんです。
どうしても長時間は無理なので、お茶を濁す程度のものでしたが(笑)」(建設会社経理/53歳)
この方法は、最後の“結果”を大げさなくらいに褒めてあげるのがポイントなのだそう。そうしていると、自分から課題を見つけて遊ぶようになることもあるのだそうです。
子どもの性格によってはかなり長い時間、一人遊びをしてくれることもありそうですね。
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多くのママたちからほとんど共通して聞かれた声が「一度遊び始めたら、できるだけ声はかけない」というもの。
子どもが一人遊びを始めたら、せっかくの集中を途切れさせないようにしましょう。
一人遊びは子どもの成長という面でも、親の休息という面でも必要なものです。今回紹介した方法を参考に、子どもに合った遊びを工夫して与えてみてくださいね。