『知ってるワイフ』
チソンとハン・ジミンによる、夫婦の日常生活に起こる奇跡を描いたドラマ『知ってるワイフ』。
銀行員のチャ・ジュヒョク(チソン)は、エステティシャンのソ・ウジン(ハン・ジミン)と結婚5年目で、2児の父親。夫婦生活に悩むジュヒョクがタイムスリップで妻を入れ替えようとして、人生の大事なことに気づくというファンタジー作は、韓国で2018年に放送されました。
日本では、2021年にリメイク版を放送。チソンの役は関ジャニ∞の大倉忠義、ハン・ジミンの役は広瀬アリスが演じました。
チソンといえば日本でも、7つの人格を持つキャラクターを演じた『キルミーヒールミー』(2015年)の人気も根強く、ハン・ジミンは昨年公開された、日本映画『ジョゼと虎と魚たち』(2003年)の韓国リメイク版のジョゼ役でも知られています。
韓国版ドラマでは、鬼嫁を演じるハン・ジミンにおびえる気弱な夫を演じていたチソン。今作に限らず、夫婦でも恋人同士でも、「もしもあの時こうしていたら……」と思うことがひとつやふたつはあるとして、悩む姿もシビアになりすぎずコミカルな要素もあり。
もちろん日本版でも大倉×広瀬が、交差する関係性をしっかりと見せてくれました。
やり直したいことがあって過去に戻り、奇跡の人生を手に入れた時に、果たして本当に自分にとって大事な人は誰なのか?そんなことをふと立ち止まって考え、再発見させてくれるようなストーリー。韓国版でも、日本版でも、どちらも大切なことに気づかせてくれる作品です。
『彼女はキレイだった』
パク・ソジュンとファン・ジョンウムによる、再会することから恋が動き始めるドラマ『彼女はキレイだった』。
冴えない子ども時代を過ごしたチ・ソンジュン(パク・ソジュン)とは反対に、美少女だったキム・ヘジン(ファン・ジョンウム)。大人になってからは逆転し、イケメンのエリートとなったソンジュンと、容姿に自信がなくなったヘジン。ファッション誌の編集部が舞台となるストーリーは、韓国で2015年に放送されました。
日本では、2021年にリメイク版が放送。パク・ソジュンの役をSexy Zoneの中島健人、ファン・ジョンウムの役を小芝風花が演じました。
圧倒的な存在感を放つパク・ソジュンのクールなカッコよさは、中島にも通じるところがあり、なんともスマートなエリートイケメン像を披露。ファン・ジョンウムのコミカルさも、コメディエンヌぶりに定評のある小芝がキュートに見せてくれました。
韓国版では、『梨泰院クラス』他数々の作品で主演を務めるパク・ソジュンはもちろんですが、SUPER JUNIORのチェ・シウォンらが今作に出演していたことでも話題に。
日本版では、現在“チェリまほ”が大ブームとなっている赤楚衛二が、編集部のムードメーカー役として出演し、その子犬系男子っぷりにキュンとさせられた女性も多かった模様。
そして韓国版『彼女はキレイだった』は、中国でも2016年に『逆転のシンデレラ~彼女はキレイだった~』と題してリメイクされています。韓国版、日本版、中国版と、それぞれ見比べてみるのも、新しい楽しみ方のひとつかもしれません。