「育自」が必要なママとは?
現代ママにとって育自は必要といわれますが、特に必要なママとはどのようなママでしょうか。山口さんは次のように話します。
山口「ワンオペ育児や共働きのお母さんは、育児を一人で抱え込んでしまいがちですし、パートナーとの良好な関係性が重要だと思います。
また『子どもを常に最優先すべき』という考えにとらわれているお母さんにもおすすめです。自分自身の時間が取れず、疲弊しがちだからです。
その他、家族や友人、知人との交流が少ないお母さんも育自を意識してほしいと思います。聴き合う、語り合う仲間や時間がないため、ストレスがたまりますし、気軽に助けを求められない方々です。
不登校の子を持つお母さんや、介護をしているダブルケアをしているお母さん。ケアをしているママが疲れていることが多いです。
そして、すべてのお母さんにおすすめです。子育て中だけでなく、子どもが巣立った後も、自分の人生をより良くしていくことができます」
「育自」のやり方
具体的に、どのようなときに、どのようなことをするのが育自なのでしょうか。具体例を教えていただきました。
山口「例えば、一日の終わりに、今日一日のできごとを振り返ってみてください。そして、自分が行ったことに対して『ほめる』べきことを見つけてみる。そして実際にほめる。これだけでも育自になります。
そして、いつも自分をハッピーにすることを意識しましょう。そのために、必要ならば自分の時間を1日10分でも作るといったことを行うのがおすすめです。積極的に、自分が好きなことや楽しいと思うことをやることも育自なんですよ」