恋愛が苦手というコンプレックスのせいで婚活を諦めたり、恋愛経験が少ないことで憶病になってしまったりして、婚活に消極的になっていませんか?

中には「生涯おひとり様かもしれない」という不安を抱いている人もいるはず。

そんな女性たちに共通してある結婚観が「男性に好かれて恋愛結婚したい」という、恋愛と結婚がほぼイコールでつながれているもの。

この価値観があるために相手の範囲が狭められてしまうことになり、「恋愛が下手だと結婚ができない」という思考につながってしまいます。

しかし、恋愛下手でも結婚している女性は少なくありません。

この記事では、恋愛下手な女性たちの婚活の事情を探り、結婚までの上手なステップを見ていきます。

事例に見る「恋愛下手な女性」が良縁を掴むコツ

事例1: 恋愛下手が持つ「素直」「正直」が武器に

OLの亜由美さん(仮名・29歳)。恋愛に奥手で直近の恋愛は5年前で1年未満で自然消滅してしまったそう。その経験から恋愛に対して消極的になったそうです。

「仲が良かった1歳下の妹が結婚したんです。出産して母親になってからとても幸せそうで……。妹に感化されて、結婚もいいなと、なんとなく出会い系アプリを試してみました」

マッチング3歳年上の彼は写真の10倍はかっこよく、礼儀正しく話も弾みとても楽しかったのだそう。

これまで恋愛の奥手だった亜由美さんは、彼と一緒なら別人のように朗らかになれると嬉しくなり、デートを繰り返しているうちに、交際を申し込まれました。

ところが亜由美さんは「彼のようなかっこいい男性が自分と付き合ってくれるなんて信じられない」と疑心暗鬼。そこで思い切って彼に交際を申し込んだ理由を聞いてみたのだそう。

彼に「これまでの女性の中で亜由美さんは一番誠実だから」と回答をもらって、やっと交際を始めた亜由美さん。

「でも次第に恋愛経験が豊富な彼に引け目を感じ、恋愛経験が少ない自分では物足りないのではないかと不安になりました。またこれまで彼と付き合ってきた女性たちに嫉妬してしまったんです」

お互いが100%をさらけ出せて、それを理解して受け止め合える関係を築いていきたいと思っていた亜由美さんはそれを彼に伝えました。

「彼はその考えに賛同し、好きになるとすぐに付き合いたくなる自分の恋愛観を説明してくれ、またこれまでの女性たちとの別れの理由を丁寧に教えてくれました」

安心した亜由美さんはその年に彼と婚約。それでも「交際した女性の数が多い」と時々過去の女性達に嫉妬してしまうそうです。

亜由美さんの場合は、素直さが男性の心に響いたのでしょう。

特に恋愛経験が豊富な男性ほど女性の素直さがまぶしいのです。恋愛に対する自分の考えを勇気を出して伝えたことも彼との関係を前進させましたね。