「私は、以前は積極的に保育園のママ友と付き合って情報交換しているタイプだったのですが、子ども同士の喧嘩がきっかけでママ友グループのリーダー格のママと気まずくなって以来、ほぼママ友はゼロに近い状態です。

最初はまるで中学生みたいに、ママ友たちとうまくいかなくなったことに悩んでいたのですが、よくよく周囲を見てみると、保育園の場合はむしろグループになってがっつり仲良くしているママ友グループの方が少ないことに気がつきました。

同僚には『ママ友がいないと、園からの連絡でわからないことがあったら大変じゃない?』と聞かれることもあるのですが、行事などに関する情報は、そもそも園からの連絡だけで十分なんです。

園に関することも、教育に関することも、非公式に誰かに聞かないと得られない情報って別にないんですよね……。ママ友グループにいた時は気がつかなかったですけど、ママ友がいないママたちも、ちゃんと子育てに関して同じレベルの情報を持ってるんですよ。

今は、以前所属していたママ友グループの人たちがちょこちょこ揉めているような様子を見て、窮屈そうだなと思うようになっています。面倒ごとが一つ減って、結果的に良かったのかも」(派遣社員/39歳)

園や学校に関する情報、子どもの教育に関する情報など、「ママ友コミュニティにいた方が情報がたくさん入ってくる!」と思いがちですが、実はそれらの情報は、ママ友経由でなくても得られることが多いのです。

自分自身でもアンテナを張っていれば集まる情報のために、わざわざ窮屈な思いをしたり我慢をしたりしながら人付き合いをするのは労力がもったいないですよね。

ママが子どものための情報収集のためにストレスを溜めて、子どもに影響するようでは本末転倒。しっかり子どもに目を向けていれば、自ずと必要な情報は集まってきます。