「ママLINEグループ」入らない派
「保育園の頃、子どもが同じクラスのママさんみんなでグループLINEを作りましたが、よく知らない人もいて話題に困り、ほとんど発言しないまま卒園を機に脱退しました。
ほかのママさんもそんな感じで正直あまり盛り上がらなかったし、グループLINEはもういいかなと感じています。よく知らないままの人とつながってしまうのも、ちょっと怖いですよね……」(28歳/小売業)
「もともとLINEは苦手で友人たちともあまりやり取りをしないので、グループLINEなどは誘われても『LINEは使っていないので』と言って断っています。大勢の人とつながるより仲のいいママ友がいれば情報交換はできるし、特に困ることはないですね。
園でほかのママさんたちとのグループLINEに入っている友人は、『シンママの人もいるし、家族でお出かけしたとか気軽に言えない』と話していて、気を使ってのやり取りもちょっと面倒くさいかなと思います」(34歳/配達)
「園のボスママみたいな存在の人からグループLINEに誘われましたが、嫌だったので『ガラケーなので』と言って逃げました。そのグループラインに入っているママ友から『あの人が会話を仕切るから大変』と聞いて、やっぱり断って正解だったなと思っています。
何のためのグループLINEなのかわからないし、誰かに従わないといけないようなつながりはごめんです」(38歳/公務員)
「ママLINEグループ」に入らなくても特に問題なく過ごせている、というママも多いもの。
人との心理的な距離が近くなるLINEでは、そのせいで窮屈さを覚えたり面倒くさくなったりと、デメリットも存在します。
上手く立ち回れるならいいですが、そこまで気を使いたくない、と思うのも普通の感情ですよね。
グループLINEにこだわらず、仲のいいママさんたちとのつながりを大切にする意識が重要ではないでしょうか。
考えたいのは「ストレスなく人とつながること」
筆者自身は、園の保護者会や学校のPTAで作成する必要のあるグループLINE以外は参加していません。
大勢で話せるグループLINEは、情報交換やちょっとした相談でも気軽にできるのがメリットですが、逆に入らないからといって不都合が生まれるような場面はなく、何より自分がストレスを感じない他人との関わり方が大切と実感します。
子どもを通じて物理的にも距離が近くなりがちなのがママですが、肝心なのは無理をしてまでつながりを増やさないこと。
人との距離感は自分でコントロールしていく意識が、不要な衝突や摩擦を避けるといえます。
「ママLINEグループ」は、ほかのママたちとの距離の取り方を前向きに考えながら楽しむのが健全ですね。