3. 否定しない

「彼が何を言っても、しても、こちらとしては否定はしません。ただ、受け止める。『そうだったんだ』と事実を聞いて、まずは包容する、というか。

『でも』とか『ダメ』とか、そういうネガティブな言葉は使わずに、『もしかして〜みたいな方法もあったかもしれないね』とポジティブな伝え方をします。否定されると自信をなくしたり、残念な気持ちになったりすると思うので、ポジティブなやりとりは大事にしていますね」(31歳/出版)

否定から生まれるものはありません。それに人は一人ひとり違い、彼にも彼なりの考えがあります。それを「違うよ」「変だよ」と否定するのは、極端な話、人格を否定しているようなもの。

だから否定はせず、「そういうこともあるよね」と受け止める器の大きさを持って。

4. 頼りにする

「彼に上手に頼るようにしています。頼る=依存する、とは違います。『あなた、◯◯得意だよね。やって!』『あなた、◯◯が上手いからお願いしちゃう!』みたいな、自分よりも彼がしたほうがうまくできることを任せるんです。

得意なこと、上手にできることを一任されると、相手も嬉しくなって、Win-Winの関係ですよ(笑)」(30歳/医療関連)

自分が好きなこと、うまくできることで頼られると、決して悪い気はしないもの。「必要とされている」「役に立っている」と幸福感をおぼえます。頼り上手、お願い上手は好かれる人、愛される人でもあるのです。

5. ポジティブな表現を使う

「友達との集まりに彼を連れていくことが多いです。その際、みんなに対し、彼をポジティブな言葉で紹介するようにしています。『彼と出会って、人生がすごく楽しくなった』とか。本音なんですけどね。

あと、周りから『彼、素敵ですね』と言われたときは、謙遜なんてせずに『ありがとうございます。そう、素敵なんです』と、そのまま受け止める(笑)。彼も悪い気はしないでしょう」(27歳/金融)

日常からネガティブな表現をできる限り排除すると、自分も彼も幸せ度は上がるのではないでしょうか。

褒められても「そんなことないです」と謙遜する文化が根付いている日本ですが、褒め言葉はありがたく受け止めてみては。

彼を立てる女性の言動に共通するのは、前向きで明るい気持ちになることばかり。早速今日から意識してみてはいかがでしょうか。

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。