「頼れる」は具体的に
男性が女性に言われて喜ぶ言葉に「頼れる」がありますが、男らしさを認めてもらえるようでうれしいと感じる反面、それがプレッシャーになる、という男性もいます。
「次もがんばろう」と前向きに思えるうちはいいけれど、いつも言われてばかりだと“便利屋”のような感覚を覚えることも。
誤解されないためには、「◯◯のことは本当に詳しいよね」「◯◯ができるってすごいよね」など、言動を具体的に触れるのが正解。
持ち上げるつもりで「いつも頼れて助かる~」と口にする女性がいますが、
「うわべだけの気持ちってすぐわかるから、次は何もしたくなくなる」(男性/31歳/企画)
と、かえって引いてしまう男性もいます。
また、何かしてもらったら「ありがとう」と伝えるのはもちろんですが、ドリンクの差し入れなどちょっとした「お返し」も男性にはうれしいサプライズ。
大げさなものだと恐縮してしまいますが、自分がいつも飲む缶コーヒーなどを「この間のお礼」など笑顔で差し出されたら、「うれしいな」「がんばってよかったな」と素直に受け取れます。
頼れる面を褒めたいときは、自分がどこに感謝しているかまで伝えたいですね。
「いい人だよね」より「素敵な人だよね」
優しかったり気が利いたり、男性の性格を褒めるつもりで「あなたっていい人だよね」と口にする女性は多いかもしれませんが、「いい人」はぼんやりした曖昧な表現です。
言われて嫌な気持ちになることはありませんが、「モヤッとする」と話す男性は一定数います。
あまりうれしくない理由は、「特別感」がないから。
「自分もつい女友達に使ってしまうけど、誰にでも言える軽さがある」(男性/36歳/営業)
と話す男性もいて、言いやすさがかえって適当と感じられるのですね。
男性の内面を褒めたいときは、「いい人」より「素敵な人だよね」のほうがテンションが上がります。
具体性に欠ける言葉ではありますが、「素敵」は言われ慣れないぶん新鮮な響きがあるので、特別感が伝わります。
「いい人」だって決して嫌なわけではないけれど、もう一歩踏み込んだ表現が男性の心をあたたかくするのです。