お友達に仲間外れにされた
Sさん「娘が年中のとき、保育園の仲良しグループのリーダー格のお友達とケンカをして、それ以降、数日間、そのお友達に無視をされてしまったそうです。
数日間はまったく相手にしてもらえず、娘は泣いてばかり。登園したくないと家でもしょんぼりしていました。
そこで私はまず、子どもと向き合って何があったのか、娘のほうに非がないかなど状況把握を試みましたが、子どもは泣くばかりで、あまり話してくれず力不足を感じました。
その後、担任の先生が、そのグループの子どもひとりひとりに話を聞いてくれました。そして娘ともじっくり話してくれた結果、ケンカの原因は娘ではなく、相手の子にあったことを認めさせた上、仲直りまでさせてくれました。
大人目線ではなく、子ども目線でじっくり出来事を見つめて辛抱強く解決してくれた先生の存在が非常にありがたかったです」
とにかく仲直りできてよかったですね。担任の先生の対応にも感動です。
相性の合わないお友達がいて…
Iさん「息子が幼稚園の年中のとき、どうしても相性の合わないお友達がいました。家では常に『○○君に今日も嫌なことされた・言われた』と話す日が続いたことがありました。
誕生日も近く、成長の度合いが同じくらいなので、お互いをライバル視しているようにも見えました。『蹴られた』『叩かれた』という日もあり、でも『先生には言わないでね』と話すので、息子のことを信じてあげたかったですが、どこまでを信じてあげたらいいのかむずかしかったです。
私は子どもに対して、嫌だと思ったときには、その場で嫌だよとお友達に伝えてあげるように言い聞かせていました。また園の先生には、2人の様子を気にしてみていただけるよう個別にお願いもしていました。自分がされて嫌なことは、自分からもしないようにと子どもに教える良い機会にもなりました。
年長クラスに上がる頃には、嫌なことは嫌だよとちゃんと伝えることができるようになったようで、嫌なことをされた、と聞く日はほとんどなくなりました」
地道な言い聞かせにより、お子さんは自分の意思をしっかり伝えられるようになったのですね。