これまで明確だったTDLとTDSの性格の違い

ピクサー・プレイタイム・パルズ ©Disney / Pixar 撮影 / MezzoMiki

「夢」や「魔法」の空想の世界である東京ディズニーランド。

対して東京ディズニーシーは実在した、又は実在する美しい風景や歴史考察等に基づいた細かなエリア設定や建物の景観が配慮された現実に近い世界観。

これまで開催されてきたエンターテイメントでは、東京ディズニーランドとは明確に区別され、落ち着いた雰囲気や上品で凝った衣装や音楽など、大人向けの企画が中心でした。

そんな中、賑やかな原色のキャラクターが登場する「ピクサー・プレイタイム」。

ショー内容も、ゲスト参加型の手遊び中心となり、「観る」と言うよりも、「参加して楽しむ」イメージになっています。

雰囲気に合わせたバナーなど、一定の配慮も?

東京ディズニーシーのエントランスバナー ©Disney / Pixar 撮影 / YOSHI

落ち着いた風景の中に、原色の派手なキャラクター等が登場した東京ディズニーシー。

これまでのイメージと比較すると、やはり違和感がある方が多いかもしれません。

しかし、例えば、ロストリバーデルタのカールじいさんのゲームブースの裏側の仕切ロープにつけられた薄茶色のバナー。

これは、他のエリアの派手なブルーのものと違っていたり、エントランスやハーバー周辺に掲げられたピクサーキャラクターのバナーもそれなりに落ち着いた雰囲気になっています。

また、各ゲームブースも、原作の色合いよりも抑えられ、シックな色や形になっています。

レミーの”誰でも名シェフ” ©Disney / Pixar 撮影 / YOSHI

更に、ショープログラムの「レミーの”誰でも名シェフ”」。

こちらはフレンチ料理の物語ではありますが、レストランのザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ前で開催されるなど、この辺りは一定の配慮が見られます。

フォトギャラリー【フォトギャラリー】TDSピクサー2018「レミーの “誰でも名シェフ”」
  • レミーの “誰でも名シェフ”|東京ディズニーシー「ピクサー・プレイタイム」2018年
  • レミーの “誰でも名シェフ”|東京ディズニーシー「ピクサー・プレイタイム」2018年
  • レミーの “誰でも名シェフ”|東京ディズニーシー「ピクサー・プレイタイム」2018年
  • レミーの “誰でも名シェフ”|東京ディズニーシー「ピクサー・プレイタイム」2018年
  • レミーの “誰でも名シェフ”|東京ディズニーシー「ピクサー・プレイタイム」2018年

ただ、逆に言うとこうした配慮があると言う事は、やはり「そのまま持ってくるとパークやエリアの雰囲気に違和感が生じる」と言う事の表れ…とも言えます。

それでは、ここまでして東京ディズニーシーにピクサーを持ってくる理由と言うのはなんなのでしょうか?

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