2: 「先がない」ことに安心する

相手が結婚している以上、不倫関係を続けていても自分は日陰の存在で据え置かれます。

ふたりで堂々と表を歩くには相手が離婚して独身になる以外に道はなく、配偶者に非がない状態からの離婚は相当にハードルが高いことを考えれば、まともなお付き合いは本当に難しいといえます。

それでも先のない関係を繰り返してしまうのは、「最初から未来がない状態」に満足していることも考えられます。

「普通の恋愛だといずれ結婚の話が出るし、そういうのが面倒くさい」と考える女性は、「普通の恋愛にまつわる煩わしいこと」を避けられるのが不倫、と思っているのですね。

一方で、自分が本気になった場合にかなわない愛情に虚しさを覚える、相手が本気になりこちらが望まない離婚を押し進めるなどの問題も不倫では起こります。

先がないつながりに今は満足していても、関係が長くなるとどんな変化が起こるか、手に負えない事態になるリスクを考える必要があります。

3: 「都合のいい関係」に居心地の良さを感じる

不倫はベッドをともにすることが前提の関係で、会うだけでも食事のみの時間があるとしても、お互いに都合が合うときにしか接触はありません。

「今からしたいな」と思ってもすぐ約束ができる異性はなかなかいないのが普通で、それがかなうのが寝ることが当たり前の不倫ともいえます。

いわゆるセックスフレンドとも呼べる「都合のいい関係」は、恋愛感情の有無や告白してからの交際など面倒なステップを飛ばして手に入る気楽さがあり、それに居心地の良さを感じる女性もいるでしょう。

何度も既婚者とつながりを持ってしまうのは、この気楽さや手っ取り早さが魅力だから。

ですが、独身男性との恋愛なら存在しない窮屈さや不自由さもまた、不倫では避けられません。

都合のいい関係の裏で、独身の自分だけが苦労して時間を作るようなデメリットもあることを思い出してほしいですね。