5: 未来を想像していない

既婚者に使った時間は戻らず、終わってみればひとりぼっちに戻る不倫は、人生のなかで「不毛な関係に費やした期間」になります。

安易に人に打ち明けることもできないつながりは、繰り返しても何も残らないのがほとんどではないでしょうか。

それでも既婚男性と肉体関係を持つことをやめられないのは、「これから自分が損をする未来に足を踏み入れた」現実を忘れてしまうからです。

孤独な人ほど、不毛な関係であっても「求めてくれるなら」と受け入れてしまいますが、その結果手にするのは以前より深い孤独と孤立です。「前より幸せ」と口にできるでしょうか。

人とのつながりで大切にしたいのは健全な感情を育てることで、その真逆にあるのが不倫です。

不倫の先で時間を無駄にする自分をきちんと認めれば、うかつに関係を持つことは避けようとする気持ちが生まれるはずです。

自分を愛せる関係に身を置くことを、改めて考えたいですね。

つらい思いをしても不倫を繰り返すのは、自分をないがしろにし続けることと同じです。

先がない関係は、時間を無駄にするだけでなく大切な自尊心まで奪います。

不倫は決して楽ではないこと、リスクが大きいことを、正しく自覚する勇気をもちたいですね。