1年半同棲しても結婚しない彼…それどころかとんでもない事態に
そんな生活が、気づけば1年半を超えていたあるとき、サキさんは彼との生活に我慢の限界を迎えてしまいました。
「結婚の話は進まないし、束縛は相変わらずキツくて友人と会うことも許されないまま1年半が過ぎていました。
相変わらず厳しい節約生活も強いられていて、私の収入も彼の収入もすべてひとつの口座で彼が管理をして、私が自由に使えるお金は毎月5,000円ほど。季節が変わるときにコスメや洋服を少し買ったら、もうお小遣いはないって感じでしたね。
それで結婚の話が進んでいればまだよかったのですが、彼に『結婚は?』と聞いても『まだ無理でしょ』と言われるだけで、同棲のときは話が早かったのに結婚の話は全然進まないことに私はかなり苛立っていました」
我慢の限界を迎えたある日、サキさんは彼に対して「もうこんな生活は無理! 今すぐに結婚をしないなら、別れたい」と伝え、生活費の口座からこれまで貯めていた分の半分を自分に渡すよう彼に迫ったそう。すると、彼からは驚きの真実が告げられたのだとか……。
「なんと彼は私には節約しろと言いながら、自分は生活費の口座からゲーム課金をしまくっていて、生活口座にほとんどお金が残っていなかったんです……。
彼は内向的な性格で友人がいない人だったので、友だちと会って散財することはゼロでしたが、まさかゲームにそこまで浪費をしているとはまったく思っていなくて。真実を知ったときには『やられた!』と思いましたね」
気づけば、彼の言いつけを守って友人たちと遊びに行けなかったことで、これまで親しかった友人たちともすっかり疎遠になってしまっていたサキさん。
衝撃の事実が発覚したこのときも気軽に相談できる相手がいなかったので、とても孤独だったとのこと。
結局、彼に“生活費と貯金”として渡していたお金は、別れ際にも戻ってくることはなかったのだそうです。