2:「おもちゃ」や「お菓子」で機嫌を取らない
筆者が保育士をしていた頃、子どもがあまりに泣くためお気に入りのおもちゃを持たせたり、好きなお菓子を食べさせたりして機嫌を取りながら教室に入ってくるママ・パパがいました。
試行錯誤した様子が伺えますが、基本的に物で釣るやり方はNGです。
なぜなら、子どもはこれをきっかけに「泣けば何でも手に入る」と思うようになるので、根本的な解決にならないからです。
それなら「今日は泣かないで行ける?」と声をかけて「頑張れたら◯◯ちゃんの好きなハンバーグを作ってあげる」と、後からご褒美をあげるのも一つの手です。
最初は大変なので「家の玄関を出るまで」「園に着くまで」と徐々にハードルを上げることで、最終的に笑顔でバイバイできるところまで持っていきましょう。
3:親子で打開策を見つける
朝、子どもがギャン泣きすると「どうしたらいいかわからなくなる」というママ・パパは多いように感じました。
子どもが言葉を理解できるようになったら「何で泣いてしまうのかな?」と聞いてみましょう。
意外に、泣く理由をきちんと把握できていないケースがあるからです。
子どもが「ママ・パパと離れ離れになって寂しい」と言うのなら「行く前にハイタッチすれば元気が出るかな?」「ママ・パパが『いい子いい子』って頭をなでてあげる」など、親子で打開策を考えてみましょう。
頭ごなしに「泣いちゃダメ」と注意されるより、納得した解決策の方が断然効果的です。
泣かない子はバイバイする時、親とスキンシップを取ることが多いので、ぜひ真似してみてくださいね。