「デザイン事務所でデザイナーとして働き、30歳で独立しました。年収は800万円オーバーになり、生活にも余裕が出るようになってきました。

彼氏は元職場で出会い、同業者で年齢は2つ下です。彼氏は私と違って独立願望もないようだったんですが、私の成功を見てなのか、2年前に独立しました。

しかし、独立前の根回しや、外部との交流もあまりない状態でフリーになり、さらにコロナ禍という状況もあって仕事が軌道に乗らないみたいで……。

そんな彼氏が生活上で私に寄生してくるようになってしまったんです。

私は独立後に余裕ができたときに、家で仕事をできるように仕事部屋も含めた少し広いところに引っ越したのですが、その仕事部屋が今や彼氏の部屋になっています。

私としてはプライベートよりも仕事で力になりたいのに、一緒に働いていたときからデザインへの口出しを嫌うところがあって、何も言えないし、何も聞いてこない……という状態が続いています。

家賃も何も払ってくれていないまま、仕事に触れられないままの状態がずっと続くと思うと、憂鬱です」(35歳/フリーランス)

仕事に対するプライドが高い男性は、パートナーからのアドバイスさえもひどく嫌う傾向があります。肝心な仕事だけは頼ってこないので、解決策が見つからないままになってしまうのです。

彼氏はある意味、オンとオフの切り替えがうまいタイプ。プライベートは彼女に頼っていいと勝手に思っているのでしょう。

寄生(押しかけ同棲)される前に一度お金や仕事についての話し合いの時間を持つべき、と覚えておきましょう。

フリーのライター・編集者。出版社で10年働いたのち独立。得意ジャンルは街ネタ、恋愛。お酒が大好き(ほぼ酔わない・酒豪)で、取材相手を飲みの席で見つけることが多い。