2: 人には人の、自分には自分の事情があると理解する

仕事をテキパキとこなす人は、最初からそうだったわけではありません。友達付き合いのうまい人が、過去もずっとそうできていたかはわかりません。

人にはそれぞれ背景があり、経験してきたことも何を感じてきたかも千差万別、他人がそのすべてを知ることはできないですよね。

目の前で輝いている人がそうなるまでにどんな努力をしてきたか、自分と同じように苦しんだときはなかったのか、想像すると決して特別ではないと思えます。

人には人の事情があり、自分とは違う背景を背負っていると考えれば、そもそも比べること自体がおかしいのですね。

自分自身だって同じようにそれまでがんばってきたことや意識してきたことがあるはずで、その人より劣るなんてことはいえないはず。

自分にも自分の事情があって、人と比べて落ち込むのはそれを否定するのと同じ、どんどん前向きな気分が失われます。

今、つまずいているからといってそれがダメなわけではなく、不足しているのは乗り越えるエネルギーです。

落ち込むとどうしてもポジティブな感情を持ちにくく、何とかしたいと思ってもなかなか気持ちが切り替わりません。

ネガティブな考え方を止めるために、まずは「人と自分は違うのだ」という事実を思い出しましょう。