4: 自分自身が自分の味方になってあげる
うまくやれなくて苦しいとき、力のない人は他人を利用することを思いつきます。
自分にできないことや面倒なことを誰かに押し付けていれば、そのときは楽だけれど自身の成長はなく、また同じ過ちを繰り返す可能性が高いのが現実です。
何かで失敗した、コミュニケーションが空回りする、人から遠ざけられている気がする、そんなときこそ自分を変える機会と思いましょう。
意識してしまう他人はどんなやり方をしているか、どう振る舞っているか、観察してみると新しい視点が生まれることもあります。
「こうすればいいのかな」と思ったことを試してみる、言葉の表現を変えてみる、些細な変化でもやってみれば結果が出ます。
実際に、社内の人と楽しい会話ができなくて人気者の同僚に嫉妬していた女性が、その同僚を見て笑顔で挨拶をしているのを知り、実践してみたら周りの対応が変わったようなケースは多いものです。
羨んでばかり、「どうせ私なんて」と肩を落としてばかりでは、誰も振り向いてはくれません。
大変なとき、最大の味方は自分自身です。
乗り越える力は行動する勇気であり、何度でもやり直せるし結果も変わってきます。
自分が魅力的だなと思う人だって、こんな場面を繰り返して納得できるやり方を見つけ、それが現在の状態につながっているのかもしれませんよね。
自分は変わることができる、「こうありたい」の本音に近づいていけることを、忘れてはいけません。
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他人と自分を比べてしまうのは自信がないからであり、ではその自信はどうやって作ればいいのかというと、新しいやり方や道を考え、それを実践していく力にあるといえます。
落ち込んでいる時間は苦しいですが、そこでしっかり本心と向き合っていると、動き出すエネルギーが溜まります。
自分を諦めないことが、理想に近づくためには肝心と心得たいですね。