3:「落ち込む必要はない」と考えよう

がんばっている人ほど、うまくいかないときに他人と自分を比べがちです。己に対する理想が高く、「こうあるべき」の気持ちが強いのですね。

そこから外れる自分が許せなくて、また恥ずかしいと感じる焦りが、「理想を叶えている他人」へと意識を向かわせます。

適当に生きていれば他人のありさまなどどうでも良いはずで、心の底で「こうありたい」の本音をきちんと持っているからこそ、できないときに他人と自分を比べてしまうといえます。

そう考えれば、気が滅入るのはまともな気持ちの進み方ともなり、「ちゃんとしたいから、できない自分が歯がゆいのだな」と客観的にとらえることもできます。

人と自分を比較して落ち込む必要はありません。

苦しいのは本来望む姿がある証拠、そこにたどり着く過程に今の状況があります。

悩むのは当たり前なのだとわかれば、次に目を向けたいのは乗り越える力。できない自分を何とかするために行動する、意識を立て直す、それが乗り越える力です。

気分が沈んでしまう時間は、顔を上げるエネルギーを蓄える大切なインターバルと思いましょう。

落ち込むのが悪いのではなく、必要以上に自分を責めない意識が肝心です。