「不倫相手と別れたいけれど…できない」ときに意識したいこと

1: 不倫は自分の時間を無駄にする関係と心得る

筆者は不倫の実例を数多く見聞きしていますが、配偶者と別れて不倫相手との交際を選んだ既婚男性は本当に少なく、ほとんどが別れて終わっています。

期間が半年であれ10年であれ終わってしまえばひとりの自分に戻ります。不倫は表に出せないつながりなのでその期間は「恋人なし」の状態、抱えていた純粋さは報われずに消えていきます。

独身者同士の恋愛と違うのは「既婚者と肉体関係を持っていた過去」はうかつに人に知られてはいけないものであり、その痕跡も結末も隠さないといけないことです。

「この人しかいない」と不倫に時間を費やしたけれど、別れてみたら「何であんな人にのめり込でいたのだろう」と我に返る人も大勢います。それは何も残らない現実を見るから。

独身者との恋愛なら、ふたりの関係は結婚に発展する可能性もあるし別れてもその過去を堂々と大切にすることができますが、それらが「ない」のが不倫であって、時間の無駄だったと気がつくのですね。

不倫関係の渦中にいるとこんな自分は想像できませんが、相手が離婚しない以上はいつまで経ってもふたりに未来はなく、かけた時間が取り戻せないことを、忘れてはいけません。

2: 「相手の意思はコントロールできない」と知る

こちらがどれだけ相手に離婚を願っても迫っても、それをするのは既婚者側です。

「この人しかいない」「相手も自分と同じく純粋な気持ちのはず」、その証明は相手の離婚であり、叶わないのならそれが相手にとっての真実。

今の結婚生活を捨ててまで不倫相手との人生をつかむ選択はしない、どんな言い訳をしてもそれが答えですよね。

相手の意思はコントロールできません。

いつか離婚して自分を選んでくれる未来を望む人は多いですが、それが叶うかどうかは相手の意思と選択しだいあって、不倫ならどこまでも自分は「待つ側」から逃がれられないことを思い出しましょう。

独身者同士の恋愛以上に、先の見えないつながりが不倫です。

そこに身を置くこと、相手の選択でこちらの人生が左右されることの大変さを考えれば、自分の意思で関係を築いていける人との恋愛が幸せだと気がつくのではないでしょうか。