「原因はわからないけど、なぜかからだの調子が悪い」
このように感じることはありませんか?
それは、毎日何気なく触っているスマートフォン(スマホ)を使う姿勢に原因があるかもしれません。
「スマホ症候群」は、スマホの長時間使用がからだに及ぼす症状の総称です。
なかでも、肩こりは代表的なスマホ症候群のひとつです。今回は「スマホ肩こり」に着目し、そのリスクと対策についてお伝えします。
1.スマホ姿勢による肩こり
近年、スマホを長時間使用する人が増え、からだへの悪影響が問題になっています。
スマホを悪い姿勢のまま使い続けると、肩のこりを経験することがあります。この肩こりが改善されないまま慢性化すると、疲労感だけではなく痛みを覚えることもあるのです。
スマホ姿勢で起こる肩こりの原因のひとつが「ストレートネック」です。ストレートネックは、首の頸椎が本来あるべき緩やかなカーブを保てなくなっている状態をいいます。
手に持ったスマホは、からだの前方下方向にあるため、画面を見るために頭は肩よりも前に突き出て、首のカーブがまっすぐになってしまいます。ストレートネックによって突き出た頭を支えようと、肩や首の筋肉に必要以上の負担がかかり、肩こりが起こるのです。
また、スマホ肩こりの原因には「血行不良」も考えられます。
長時間同じ姿勢で肩や首周辺の筋肉が緊張した状態が続くと、筋肉が圧迫されて首周りの血流が悪くなります。すると、血液の中に疲労物質や老廃物が少しずつ蓄積して肩こりが起こるのです。
関連記事