3.スマホ肩こりを解消する3つの方法

では、スマホ肩こりを解消する方法についてお伝えします。ポイントはズバリ、肩周りを「動かす」「温める」「休める」の3点です。

3‐1.動かす

肩周りのストレッチで血流を促し、肩こりの原因である筋肉の緊張をほぐします。

とくに、後頭部から鎖骨にかけてつながっている筋肉の「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」の伸びを意識するだけで、肩こりや首こり、顔のたるみ改善も期待できます。

肩の上げ下げ
3秒ほど肩を持ち上げたあと、力を抜いて肩を下ろします。呼吸は肩を上げるときに吸って、力を抜くときに吐きます。この動きを5回ほど繰り返します。

肩回し
肩甲骨を大きく回します。前後でそれぞれ5回ほど回しましょう。

首倒し
左右に首を倒します。このとき胸鎖乳突筋を意識し、数秒間伸ばし続けます。さらに伸ばしたい場合は、手で補助をして首を倒しましょう。

肩こりが起こる前に、肩周りの運動で筋肉をリラックスさせましょう。適切なストレッチを取り入れることで肩こりは予防・改善が可能です。

3‐2.温める

慢性的な肩こりの多くは、温めると緩和されます。首や肩にホットタオルやカイロ、温水シャワー、ドライヤーの温風などを当ててみましょう。ただし、やけどには十分注意が必要です。

家庭で手軽に取り入れやすいのが入浴です。ゆっくりと湯船につかるだけでも、全身の血行促進や疲労回復に役立ちます。

3‐3.休める

スマホを長時間使用しないように心がけましょう。30分以上使ったら一度休憩をはさみ、首周りのストレッチをしたり、温めたりして筋肉をほぐします。

スマホを使用したあとは目を閉じて眼球を動かし、ホットタオルなどで温めて目のこりをほぐすと、眼精疲労の予防にも効果的です。