4.つらい肩こりには漢方も取り入れて

肩こりの原因は、スマホの使用による悪い姿勢や、外気の冷えによる血行不良、ストレスなどが考えられます。

つらい肩こりには漢方もおすすめです。肩こりの改善に漢方薬を選ぶときは「血流をよくして肩に栄養や酸素を届け、筋肉の緊張をゆるめる」「からだを温め、肩の筋肉をほぐす」「自律神経の乱れを整えて、ストレスが原因の肩こりを軽減する」といった生薬を含むものから選びます。

漢方薬は肩こりを根本から改善するので、繰り返す肩こりでお悩みの方にもおすすめです。

<スマホによる肩こりでお悩みの人におすすめの漢方薬>

・葛根湯(かっこんとう):体力中程度以上の人に

からだを温めます。緊張性頭痛や、肩こり、風邪の初期症状にもよく使われます。

・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん):比較的体力があり、のぼせや手足の冷えなどがある人に

血流を改善することで、生理痛やシミの改善などにも使われます。

・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):体力虚弱で、冷え症で貧血傾向、疲れやすい人に

血流を改善し、からだを温めます。足腰の冷えや、めまいなどにも使われます。

漢方薬は、東洋医学に基づき、からだの内側から原因を取り除くため、肩こりだけでなくからだ全体の調子を整えることも期待できます。また、漢方薬は毎日飲むだけなので忙しい人に最適です。

ただし、きちんと合ったものでないと効果が期待できないばかりでなく、副作用が生じることもあります。漢方薬を選ぶときは漢方の専門家に相談しましょう。

最近は、スマホで気軽に専門家に相談できる「あんしん漢方」のような、オンライン個別相談も話題です。

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