「スーパーで働いていますが、以前の上司は業務にかこつけて体を触ってくることが多くて本当にストレスでした。

『君は体が細いから』とじろじろ私を見ながら荷出しを手伝い、あえて近い距離に立って手や腕を当ててくる感じで、最初はこんなことを気にする私が自意識過剰なのかと悩んでいたけど同僚から『近すぎる』と言われてやっぱりと思いました。

部署の飲み会で、壁際に座った私の隣を陣取って『もっと仲良くなりたいな』『君のことは気に入っているのだけど』と一方的に口説いてくることもあって、それを見た同僚がトイレに誘ってくれて助かったときもありましたね。

既婚者なのに独身の女性にすり寄るのが気持ち悪くて、何とかしたいと思っていました。

極端なことをすると嫌がらせとかされそうで怖かったのですが、上司は数年ごとに変わるので、思い切って『セクハラは苦手で』ときっぱり言うとそれ以来近づくのが減りました。

やっぱり空気は悪くなったけど、こうでもしないといつまでもセクハラが続くし、どこかで『NO』を出さないといけないと実感しています」(28歳/小売業)

不倫関係を望む男性にとって、自分の態度を「セクハラ」と言われるとダメージは大きいもの。

そのぶん関係性が悪くなる可能性はありますが、それでも、悪いのは非常識な振る舞いをする男性側です。

上司であることを利用して女性に近づく既婚者ほど、自分の振る舞いを他人にとがめられて立場が危うくなることを恐れるので、ストレスを減らすならこんなきっぱりとした態度が自分を救います。