行動の中心は上の子!末っ子はいつも割を食う?

上の子2人の学校や園の行事、習い事や子ども同士の遊びなどには親の参加や付き添いが必要です。親が参加するということは必然的に末っ子も連れて行くことになります。

末っ子が鼻を垂らし咳が出ていて少し体調が悪くても、季節的にとても寒く、感染症が流行っているから外に連れ出したくないと思っても、末っ子を1人で留守番させるわけにはいきません。

そのため、末っ子はいつも上の子2人によって振り回され割を食ってしまいますと話すのは7歳と4歳、そして10か月の子を持つMさん。

末っ子が割を食うのは仕方のないことですが、末っ子はいつも自分より年上の子どもを見ているせいか刺激も大きいようで、10か月で歩き始めたそうです。きっとこの先もお兄さんやお姉さん達からの刺激により、言葉や行動なども同じくらいの歳の子よりも早いんだろうな~とMさんは言います。

いつも上の子について行くばかりの末っ子にも良い効果があることを考えれば、割を食うだけではないのかもしれませんね。

金銭的、体力的にはギリギリの状態!しかし子ども3人には癒される

やはり金銭的、体力的に悩むという声もありました。20代に第一子、第二子を出産し、30代後半に末っ子を出産したというTさんは、20代の時に比べやっぱり体力的には辛いと言います。

産後の体調の回復も遅く、歳を重ねている分、不調な日が多いようですが、子育ては待ったなし。辛くても寝ていられないところが正直キツイと言います。

また家計のやりくりも大変のようです。日々食費や光熱費などを切り詰めていても、外食は月に1回が限界のようで、旅行や娯楽にはほとんどお金が回らないと言います。

3人の子を大学まで行かせることを考えたら、こども手当ては全て貯金に回さなければならず、保険の加入や計画的な貯金、保育園が見つかれば自分が働くことも考えなければなりません。

正直言って大変なことの方が多いですが、それでも子どもの存在には救われるようで、特に末っ子が無邪気に遊ぶ姿やたまに見せてくれる笑顔には日々癒され、頑張れるのだそうです。

まとめ

このように、3人目を作るということは経済的にも体力的にも大変であることに違いはありませんが、悪いことばかりではないことが分かります。

大変さばかりが先行して、なかなか3人目に踏み切れないママは多いですが、今回取材をしてみて感じたことは「少しの我慢は伴うが、それを乗り越えてでも欲しいか」ということです。

2人より3人の方がどう考えても大変に決まっていますが、それをどうプラスに捉え、ポジティブに持って行くかが大きな鍵になると言えます。

3人目を産むにしても産まないにしても、どちらの選択をしても家族にとって納得のいく選択ができると良いですね。

ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。