でも前回(第28回)もお伝えしたとおり、ダンスの先生が代わっただけで「こんなに変わるんだ!」という初めての発見ができて、グループを育てるということについてすごく学べました。今回の滞在中は、佐江がSNH48メンバーに新曲『恋するフォーチュンクッキー』の振り入れをしてきたんですけど、覚えるのもメチャクチャ早くて。

確かに、ダンス経験のない方でも15分くらいで覚えられる簡単な振りではあるんですけど、マスターするのが確実に早くなっていて。動きや角度とかも、ちゃんと真似できるようになっていました。キレが出てきて、ほんと「変わったなぁ」と思って。

1~2ヵ月でそれだけ変われるっていうのは、つまり大きな可能性を秘めているということ。まずそれだけで、すごい才能ですよね。

そんなことがあってようやく“SNH48らしさ”、SNH48というグループのイメージが目に見えるものになってきた気がしました。

――具体的には、どんなイメージ?

いい意味で、AKB48グループっぽくないアイドルグループに見えました。こけら落とし公演を観終わって、まりやんぬと交わした一発目の言葉が「なんかAKB48グループじゃない公演を見た感じだよね」でしたから。新しいアイドルグループを見つけた感じに思えて、不思議だなと。

――SNH48とAKB48グループのほかのグループとは、何かが違ったということ?

バックナンバー