「恋愛をしている自分」を上手く扱えない
筆者が見聞きした好き避け男子のなかには、「客観的に見てその女性が好きなことは確実なのに、そんな自分を上手く扱えない」男性もいました。
仏頂面なくせに女性との会話は嫌がらない、気がつけばいつも近くにいる、話しかけられると表情がほころぶような油断があるけれど、友人などにそれをからかわれると途端に身を固くして「そんなことはない」と否定する、笑って流せずにその場から逃げてしまうような臆病さが見えます。
自分の好意を相手に知られることを極端に恐れるのが好き避け男子ですが、そもそも「恋愛をしている自分」について余裕がなく、振る舞いが急におかしくなるのですね。
相手に向ける好きという感情を正面から認めるのは、恋をしている自分を自覚するのと同じであり、そんな姿を自身が受け入れられずに葛藤や煩悶が生まれます。
自信のなさは、「誰かを好きな自分」を認めることにも影響するのです。
ほかの人なら普通のテンションで会話も挨拶もできるのに、ある女性を目の前にするといきなり挙動不審になるような人は好き避け男子の可能性が高く、そんな自分を知るのが嫌だから余計に避けてしまう、という悪循環です。
ですが、恋愛に対して真面目であり、相手に誠実でありたいと思うから気軽な反応ができないのであって、一途で真摯に思い続けるのが好き避け男子の特徴ともいえます。
恋愛に不慣れで落ち着きがないような姿を見たときは、あまり刺激せずに見守っているのもふたりの関係を壊さないためには重要。
その自分を拒否しない女性を知ることで、好き避け男子の信頼感は圧倒的に大きくなります。
自信を持てないぶん、うまく振る舞えない自分を責めない女性の気持ちに深く感謝するのですね。