「お姉ちゃんなんだから~」と兄弟を差別する

兄弟喧嘩が始まると、叱りつけるのはいつも上の子になってしまうという母親も多いのではないでしょうか。上の子が下の子の要求をきちんと聞き、その要求を叶えてあげれば喧嘩にはならないと母親は勝手に思ってしまいがちですが、どの喧嘩も上の子が悪いとは限りません。

喧嘩になる原因は下の子である場合も多く、悪くない上の子はいつも叱られ、挙句の果てには「お姉ちゃんなんだから~」と我慢を強いられます。

それでは上の子のストレスも溜まってしまい、イライラするのも分かる気がしますね。いつも上の子ばかり叱っていると子どもに嫌われちゃうかもしれません。

自分の価値観を植え付ける

我が子にわざと失敗をさせるようなことを言う母親はいません。できれば自分の子には成功体験を積み重ね自信を付けてもらいたいと思うものです。

しかしその気持ちが強すぎてしまうと「悪いことは言わないから、あなたはママの言うことを聞いていればいいの」と、自分の価値観を植え付けてしまうような発言を子どもにしてしまいます。

いくら自分の子どもであっても別の人格を持った1人の人間です。子どもなりの考えもあり自由になる権利もあります。そこを履き違えてしまうと母親は嫌い、となってしまうようです。

どれだけ頑張ってもなかなか褒めない

子どもは褒めて伸びるものですが、勉強や運動などどれだけ頑張ってもなかなか褒めない母親はいます。

「それくらいのことは出来て当たり前だからいちいち褒めない」「褒めるほどたいしたことをしていない」というのが母親の気持ちでしょうが、頑張っても頑張っても褒めてもらえない状態が続くと、子どもは自分という人間を認めてもらえていないと捉えてしまうようです。

認めてもらえない状態は、子どもにとってはとても不安ですし、ストレスにもなりますから、大げさに褒める必要はありませんが、頑張っている姿を見てちゃんと結果を出した時くらいは褒めてあげたいものですね。

いつまで経っても過保護

どう考えても1人で出来るのに、いつまで経っても学校の送り迎えをしたり、学校の時間割や持ち物を手伝ったりする過保護な母親は少なくありません。

親から見れば子どもはいつまでも子どもですが、それでは子どもも成長しません。「もう1人で出来るから放っておいて」という子どもの心の声が聞こえないような母親は嫌われてしまうようです。

そんな話いつまでするの?恥ずかしいからやめて!

子どもが幼い頃の恥ずかしい話を、笑いのネタとしてママ友や親戚の人にいつまでも話す母親もいます。

「この子は5歳までおねしょをしていた」とか「この子はおっぱいが大好きで3歳まで母乳を飲んで寝ていた」など、ある程度大きくなった子どもにとっては知られたくないことを、平気でペラペラ話す母親にイライラする子どもの気持ちは分からないでもありません。

家族内であればまだしも、子どもの気持ちも考えずに他人に漏らす行為は、いくら子どもでも我慢できないようです。

このように、母親の価値観から生まれる行動や母親の身勝手な理由から生まれる行動は、子どもをイラつかせ、子どもから嫌われてしまうことが分かります。

子どもに嫌われるような行動を意識的にする母親はいませんが、無意識のうちに嫌われてしまうような行動をしている場合は、気付いて意識することによって改善できるものです。

我が子は自分の子どもであっても所有物ではなく、何でも自分の思い通りになるとは限りません。子どもは子どもの考えがあり意思があるということを意識して行動すれば親子関係も改善するのではないでしょうか。

「ヤバイ!私もやっていた」と思えるようなことがあれば、今日からでも遅くありません。少し意識して子どもと接してみませんか。

ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。

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