2: 『声』のペーシング

聞き方の一流は、相手の声のテンポやボリューム(大きさ)、高さなどを相手に合わせて会話をします。

声のテンポを観察すると、早口で話す人・ミドルテンポで話す人・ゆっくり話す人、に分類できます。

早口で話す人には、早口でテンポ良く相槌を打つ必要があります。早口の人にゆったりとした口調で返すと、「この人、本当に話を分かってるのかな?」と感じさせてしまうからです。

逆にゆっくりと話す人に対して、早口で相槌を打つと、「なんか急かされてるみたい」と感じさせてしまいます。

同じように、声のボリュームも、相手に合わせた音量で話すことが大切です。相手が大きい声なら自分も大きく。小さい声なら、自分も小さく。

声の高さも、相手が落ち着いた低音で話す場合は、自分もできるだけ落ち着いた低音で相槌を打つようにしましょう。相手が高い声でハキハキと話す人なら、こちらも高い声でハキハキと。

相手の声をよく聞き、同じ声の使い方を意識してみてください。