投資デビューをするなら2014年が絶好のチャンス

「実は運用に興味があったんだよね」とか「初めてだけど、株やってみたいかも」と思っていた人は、2014年こそ投資デビューのチャンスです。同じ投資を普通の証券口座で行うのと、NISA口座で行うのとでは、国に取られる税金が変わってくるわけですから、お得な方を選ぶべきです。

セミプロの投資家の場合は、何度も売り買いをして1年分の損得を通算してから納税しますが、NISAでは通算ができません。しかし、初めての投資なら何度も売り買いする必要はありません。投資した年から5年目の年末までに利益確定すればいいので、じっくりのんびり投資をスタートしてみましょう。

ただし、投資は元本割れの可能性が常にあることを忘れず、最初は無理のない金額からスタートしましょう。年100万円というのはあくまで上限なので、月額5000円でも1万円でもかまいません。ボーナスのときだけ数万円の入金でもいいでしょう。

初心者にオススメなのは、日本株のインデックスファンド(投資信託)です。日本の株価が上がれば値上がりし、下がれば値下がりする商品なので、値動きが分かりやすく、最初の投資としていいと思いますよ。

<参考コラム>
・お金を上手に増やすなら!いまや社会人の必須アイテム「証券口座」を解説 [https://ure.pia.co.jp/articles/-/10076]
・【お金】今年こそ投資デビュー! 1万円で日本の1600社の株を買う方法 [https://ure.pia.co.jp/articles/-/11753]
・【お金】"株"を始めたい初心者への「大失敗にならない3つのアドバイス」 [https://ure.pia.co.jp/articles/-/13985]
 

10月1日から本申し込み開始、2014年1月から運用スタート

今、NISAのCMやニュースが増えている理由のひとつは、2013年10月1日が本申し込みスタートだからです。NISAは銀行預金口座とは違い、1人1口座しか開設できないため、金融機関は顧客獲得競争を繰り広げています。

私たちが営業合戦につきあう必要はありませんが、どんないい制度も使わなければ無意味です。NISAはウレぴあ世代にとっても利用する価値が大いにある制度だと思います。ネットや雑誌でもNISAの比較記事や解説記事が増えています(私もいろんなところに寄稿しています)。ウレぴあの記事をきっかけにぜひ調べてみてください。

実際に運用をスタートできるのは2014年1月から。今から年末にかけて、NISAで投資にチャレンジするパートナーを探してみてはいかがでしょうか。

やまさき・しゅんすけ 「人生の幸せの問題は、たいていはお金の問題である」という考えのもと、お金と幸せについて考えるファイナンシャル・プランナー(FP)。公的年金制度・退職金制度、投資教育が専門。Twitterでは毎日一言「お金の知恵」をツイートしてます。副業はオタクで、まちあるき、アニメとコミック、ゲーム好き。所属学会は東京スリバチ学会と日本年金学会